JICA小林理事ほかが来学されました

掲載日:2025.06.17

6月12日(木)、独立行政法人国際協力機構(JICA)の小林広幸(Mr. Hiroyuki Kobayashi)理事、高嶋清史(Mr. Kiyofumi Takashima)国内事業部次長、礒貝白日(Mr. Shirohi Isogai)青年海外協力隊事務局参事役が来学し、髙島理事長を表敬訪問されました。

小林理事におかれましては、2022年7月海外協力隊事務局長としてのご来学以来(その時の様子はこちらから)となります。

JICA小林理事ほかが来学されました

本年はJICA海外協力隊発足60周年とのことで、これまで本学から300名を超える卒業生等が協力隊として派遣されたことなど改めて小林理事から感謝の言葉をいただきました。また小林理事は本学創設者黒沢酉蔵の著書に触れたことからJICA事業との親和性について述べられ、今後の両機関の連携をますます強めていきたいとご挨拶されました。

髙島理事長からは、現在大学連携の枠組みでマレーシアに派遣されている協力隊員(卒業生)がいきいきと活躍する様子について述べた上で、酪農学園も新しい一歩を踏み出すこと、職員が引っ張っていくパワーが必要なことなどが話されました。

当日はJICA北海道センターから中川所長、深澤市民参加協力課職員もご同行いただきました。本学はこれまで協力隊派遣のみならず、長年に渡り北海道センターを中心として研修員受け入れ事業等で連携・協力関係を構築してきました。より一層の事業推進と中期的な組織連携を目的として2024年10月に連携協定を締結し、学生はもとより教職員の人材育成にも連携して取り組むことを目標としています(関連記事はこちら)。

萩原社会連携センター長、金子名誉教授(北海道青年海外協力隊を育てる会会長)を交えて、JICAと本学双方の人材育成について活発な意見交換をすることができました。これからの日本社会に求められる人材について、国際協力を使命としながらも国内の地方創生に取り組むことで社会還元していくJICAの取り組み、協力隊経験者が新たな視点を持って自治体や組織に貢献していく可能性など、両機関にとって非常に示唆に富む話題に花が咲きました。「人の意識を変えることが大切」「途上国への貢献も化学反応のようなもので、現地にとってもいろいろな人(日本人)が来ることで変わる」という言葉がとても印象的でした。

JICA小林理事ほかが来学されました

この度のご訪問を感謝し、今後も両機関の連携がますます強められていくことを願っています。

JICA小林理事ほかが来学されました
JICA小林理事ほかが来学されました