JICA青年海外協力隊事務局長が来学されました

掲載日:2022.07.27

JICA青年海外協力隊事務局長が来学されました

7月4日、JICA青年海外協力隊事務局の小林広幸事務局長、未来をつくる協力隊連絡会の中島敏有識者委員など5名の方が来学され、谷山理事長、堂地学長を表敬訪問されました。

JICAでは協力隊事業の新しい事業のあり方として、途上国での活動とあわせて国内の主要課題やニーズにも応えるため、各関係者との更なる連携を強化していきたい旨説明されました。

当日は吉中社会連携センター長のほか協力隊経験のある教員など5名の本学関係者が同席し、本学とJICAで今後どのような協力や連携が実施できるかなどの意見交換を行いました。

本学はこれまで、卒業生を含め300名を超える青年海外協力隊の派遣実績があります。また現在、大学連携による派遣で2名の隊員がウガンダで活動中です(その様子はこちらからご覧ください)。本学の派遣者の職種は獣医・衛生と家畜飼育、環境教育などが多数を占めていますが、これは協力隊が学生のキャリア選択肢の一つとして定着していることともとらえられます。実際に留学相談の中でも「将来協力隊に行きたい」という学生は毎年一定数います。そのような中でJICAと連携しながら、隊員の派遣前研修だけでなく派遣後に技術補完研修を実施すること、オンラインを活用し隊員同士のネットワークを構築すること、教職員の国際化のためにJICAの研修を活用することなど、大学との連携の可能性について示唆に富む有意義な懇談となりました。

新型コロナウイルスの感染拡大により全世界の協力隊隊員が一時帰国を余儀なくされ、本学でも大学連携での派遣が長期にわたって延期するなど、この2年間で大きな影響がありました。そのため協力隊への応募者数減少も懸念されたようですが、徐々に隊員の派遣が再開されたこともあり、募集再開時にはコロナ前と同程度の応募がなされたようです。本学も今後JICAとより連携を強め、学生が世界の課題に目を向ける機会を積極的に提供し、建学の理念である「神を愛し、人を愛し、土を愛す」グローバルな人材育成に取り組んでいきたいと思います。

JICA青年海外協力隊事務局長が来学されました

谷山理事長

JICA青年海外協力隊事務局長が来学されました

小林協力隊事務局長