本学の学術交流協定校である台湾国立中興大学から来学し、1月20日から附属動物医療センターで短期研修を行ったMs. Rose Chang（チャン・ローズさん）が、研修を終えるにあたり報告会を行いました。
ローズさんはアメリカ出身で、現在中興大学の獣医学修士課程の学生です。台湾はもちろん彼女の出身地（アメリカ）でもこれほどは積もらない雪を楽しんで過ごしたと、写真を交えながら発表しました。札幌のテレビ塔、おたる水族館、サッポロビール博物館、雪まつりなど、時間を有効に使って冬の北海道を満喫したようです。
約3週間の医療センターでの研修について、麻酔科と循環器科を中心に様々な症例に接して、台湾との違いなどに着目しながら発表しました。中にはこれまで見たことのない生産動物の麻酔設備など、本学医療センターならではの経験がとても興味深かったとまとめました。
最後には彼女が中興大学で勉強している、電気鍼治療についても紹介し発表を終えました。

受入診療科の先生方から励ましのコメントがあり、その後獣医学類井坂光宏准教授から修了証と記念品が授与されました。ローズさんは台湾での学びを終えた後は、アメリカで更に獣医学の勉強を続けていきたいと話していました。世界を股にかけた彼女のこれからの活躍を大いに期待しています。