JICA日系研修報告会(長期)を実施しました
掲載日:2020.02.14
昨年5月から本学で研修を行った、JICA日系研修員の善村レオナルド真幸さんの報告会を行いました。
善村さんはパラグアイ出身のメカトロニクスエンジニアで、本学環境共生学類の金子正美教授のもとで「GIS・GPS・リモートセンシング技術による農地・森林評価及び野生動物生息地の管理手法」について学びました。
理論授業を受けた後、ソフトの使用方法も学び、善村さん自身がアルゴリズムの授業を英語で行う機会もあったそうです。下川町や七飯町の自然資源を使った町おこしや、阿寒湖での森林イベントにも参加しました。報告会には自身が作成したGPS装置(GPS自動運転プロトタイプ)を持参しました。また、AIのプログラミングでフジツボの数を数える研究も行ったそうですが、機械がなかなかフジツボを認識してくれないそうで、プログラミングにとても苦労したそうです。
日本に来た目的は、将来パラグアイの農家のサポートをすること、日本の最新技術を見ること、日本の文化を深く体験すること、と語っていた善村さん。約10か月間の研修で多くのことを学んだことでしょう。美味しい日本食も大いに堪能したそうです。帰国後は日本での経験を活かし、パラグアイの農業の発展に貢献できるエンジニアになることを祈っています。