「食べられない」を「食べられる」に変える瞬間に立ち会う。アレルギー医療の最前線へ。小児科病棟での「食物経口負荷試験」見学実習
掲載日:2026.04.01
「食べられる」を、確かな安心に変える現場。
医師と管理栄養士の高度な連携から学ぶ、食物アレルギー対応の真髄。
〜江別市立病院×管理栄養士コース:小児科臨床見学実習〜
【この活動のポイント】
- 医療現場のリアリティ: ごく少量の摂取で起こる体調変化や、児の心理的反応など、現場でしか得られない経験。
- 専門職のチーム医療: アレルギー専門医と認定管理栄養士がどのように連携し、安全を確保しているかを体験。
- 臨床栄養への第一歩: 「食」の制限を管理するだけでなく、その先にある「安全な摂取」を目指す責任感を醸成。
【活動紹介】
教科書には載っていない「食べる」ことへの緊張感
管理栄養士コース医学・生理学研究室の学生たちは、江別市立病院小児科病棟にて実施されている「食物経口負荷試験」の見学実習を行いました。 これは、食物アレルギーをもつお子さんに、原因と思われる食物を実際に摂取してもらい、症状の有無や程度を確認する極めて重要な検査です。
目の前で起こる、千差万別の反応
学生たちが目にしたのは、医療現場の厳しいリアリティでした。
- ごくわずかな量で強い症状が出る場面。
- 逆に全く症状が出ず、安心が広がる瞬間。
- 普段「食べてはいけない」と言われているものを口にすることへの拒絶や、不安。 一人ひとり異なる反応に対し、学生たちは「管理栄養士」という専門職が担うべき役割の重さを肌で感じました。
専門家たちのバトンタッチが命を守る
現場では、アレルギー専門医と、高度な専門知識をもつ**管理栄養士(アレルギー疾患療養指導士等)**が緊密に連携していました。 適切な摂取量の算出、症状が出た際の迅速な処置、そして不安に寄り添う声掛け。その見事な連携は、学生にとって「チーム医療」の理想のカタチとして深く胸に刻まれました。今回の貴重な学びを糧に、私たちは臨床の場でも頼られる管理栄養士を目指します。