難治性疾患に挑むネットワーク。千葉×北海道で繋ぐ高度動物医療 離れていても、救える命がある

掲載日:2026.04.01

関東の「難病」を、大学の「知」で解き明かす。救急から難治性疾患まで、

学外連携だからこそできる最高レベルの症例研究。

〜東千葉動物医療センター×本学:肝疾患・救急医療共同プロジェクト〜

難治性疾患に挑むネットワーク。千葉×北海道で繋ぐ高度動物医療 離れていても、救える命がある

手術風景

【この活動のポイント】

  • 難病症例の集積: 関東圏の専門病院でも治療困難とされる難治性肝疾患の症例を、千葉の拠点に集約し共同で検討。
  • 役割を越えた連携: 大学内の専門チームと補完し合いながら、学外連携の形をとることで研究の幅と症例数を最大化。
  • 救急医療の研究: 現場の最前線に立つ同センター副院長が社会人大学院生として在籍し、救急医療の質向上を追求。
難治性疾患に挑むネットワーク。千葉×北海道で繋ぐ高度動物医療 離れていても、救える命がある

第105回 日本獣医麻酔外科学会での発表スライド

【活動紹介】

「治療困難」と言われた症例に、新たな光を  

千葉県を中心に、高度な動物医療を提供する「東千葉動物医療センター」。私たちは、長年にわたり同センターと強固な協力関係を築いてきました。 近年では、関東圏の大学病院や専門施設でも治療が難しいとされた難治性肝疾患の症例が、この連携のもとに徐々に集まってきています。多様な症例データが集積されることで、より精密な治療方針の検討が可能になっています。

 

あえて「学外」と組む、攻めの研究スタイル  

大学内での研究体制を大切にしながらも、あえて学外の高度医療施設と深く連携する。これには理由があります。 教員が自身の専門である「腫瘍外科」の診療に軸足を置きつつ、専門外来の症例数が多い外部施設と組むことで、肝疾患研究のスピードを落とすことなく継続できる「攻めの研究体制」を構築しているのです。

 

臨床の最前線が、そのまま「大学院」のフィールドに 

同センターの副院長は、現在本学の社会人大学院生としても活躍しています。 日々運び込まれる多くの救急症例を、単なる治療で終わらせず、学術的な視点から分析し、救急医療の発展に向けた研究を進めています。 「病院の現場」と「大学の研究」が表裏一体となって、日本の獣医医療を牽引しています。