世界に誇るマリモの未来を、科学で守る。阿寒湖保全プロジェクト
掲載日:2026.04.01
阿寒湖の「静かな変化」を、
マリモ科学委員会委員長として挑む、
気候変動変化時代の環境保全。データで見逃さない。
〜阿寒湖×マリモ科学委員会(吉田 磨教授):
特別天然記念物保護と環境動態解析〜
【この活動のポイント】
- 専門家としての公的貢献: 本学教員が「マリモ科学委員会」の委員長を務め、国や自治体に対し専門的な提言・助言を実施。
- 新たな脅威への科学的アプローチ: かつての富栄養化だけでなく、現代の課題である「水温上昇」や「貧酸素化」によるマリモへの影響を精密に観測。
- 多角的な環境診断: 溶存気体、底質、温室効果気体の動態など、目に見えない湖底の変化を可視化し、保全方針の根拠を提供。
【活動紹介】
「マリモの聖地」に忍び寄る、目に見えないリスク
阿寒湖の特別天然記念物・マリモ。かつて観光開発による水質悪化に苦しんだ阿寒湖は、人々の努力で改善の道を歩んできました。しかし今、気候変動変化という地球規模の課題が、マリモの生育環境に新たな影を落としています。
「委員長」として、科学的根拠を保全の柱に
本学の吉田磨教授は、マリモ科学委員会の委員長として、阿寒湖の環境を科学の目で見守り続けています。 湖の深い場所で起きている貧酸素化や、湖底から発生する温室効果ガスの動態。これらを継続的に観測し、解析することで、「今、阿寒湖で何が起きているのか」を客観的なデータとして提示します。
未来へ引き継ぐための「科学の羅針盤」
観測から得られた知見は、具体的な保全方針や環境改善策の策定に直接反映されます。 「ただ守る」のではなく、「科学的根拠に基づいて賢く守る」。 阿寒湖の豊かな自然とマリモが織りなす神秘的な景観を、100年後の子どもたちにも届けるために。大学の「知」が、地域と連携してマリモの未来を照らす羅針盤となっています。

