北海道の冬を味方にする!「初冬播種(しょとうはしゅ)」の挑戦
掲載日:2026.04.01
お米のタネも「冬眠」中?
春の忙しさを劇的に減らす、次世代の稲作テクノロジー
~極寒の北海道で、種を越冬させる新技術の研究~
【この活動のポイント】
・農業の課題解決:超多忙な5月の作業を、前年のうちに終わらせる「働き方改革」
・逆転の発想:雪が降る前に種を播き、春は芽が出るのを待つだけ。
・寒さとの戦い:厳しい冬を生き延びる「生命力の秘密」を解き明かす。
【活動紹介】
「田植え」をしない稲作が当たり前になる?
稲作といえば、ビニールハウスで苗を育て、5月に「田植え」をする風景が思い浮かびます。しかし今、広大な田んぼに直接種を播く「直播(ちょくは)」栽培」が、手間を減らす新しい方法として注目されています。
「5月が忙しすぎる!」というジレンマを解決せよ
省力的な直播栽培ですが、北海道では雪どけから5月上旬までの短い期間に「耕す・肥料・種まき」を集中して行う必要があり、この時期だけは壮絶な忙しさになります。この課題を解決するのが「初冬播種(しょとうはしゅ)」という技術です。
●しくみ:前年の冬の入り口に種を播いてしまい、春は芽が出るのを待つだけ!
●メリット:春の作業不可を劇的に減らし、大規模な農業を可能にします。
北海道の長く厳しい冬を生き抜く、種への「魔法」を探る
最大の壁は、北海道の厳しい寒さです。普通に種を播くだけでは、冬の間にほとんどが死んでしまいます。「どうすれば安定して越冬し、春に力強く芽吹くのか?」私たちは、種のコーテイング技術や播く深さなど、過酷な環境を生き抜くための最適な条件を研究しています。
北海道の広大な農地を未来につなぐために。植物の生命力を引き出す挑戦は続いています。


