フィンドレー大学ベケット奨学生報告書:3月(黒田佳奈・循環農学類4年)
掲載日:2026.05.13
今月はだんだんと温かくなり、春の訪れを感じています。埼玉県川口市の友好都市であるフィンドレーでは桜を見ることができました。
【トリード動物園】
酪農学園大学からアニマルハンドリングで来ている学生たちと一緒にトリード動物園を訪問しました。私は家畜繁殖学を専門としているため、動物園における発情管理の方法について詳しく教えていただきました。家畜とは異なる点も多く、理解が難しい点もありました。しかし、ホルモン製剤などの専門用語は日本との共通のものが多いため、特に投与製剤や投与方法などについて教えていただきました。印象的だったのは、アメリカでは一般的ではないとされるmlやcmといった単位を基本的に使っている点です。医療用薬品などは世界共通の単位を使用する方が症例等の比較もしやすいということでした。これらの単位を実際の生活の中で使用しているのをアメリカで見るのは初めてでした。
【インターナショナルナイト】
25日に開催されたインターナショナルナイトでは、留学生の多くが自国の料理や文化紹介、そしてさまざまなパフォーマンスを行いました。いくつかの国のブースでは学生ではなく大学近辺に住んでいる方々がルーツに関係なくボランティアとして料理の提供をしてくださいました。私たち日本人留学生は食事提供スペースで、おにぎりの提供を行いました。また、日本語クラスを履修している学生たちと一緒にダンスと書道を融合したパフォーマンスを披露しました。個人として太鼓演奏も行いました。先月のMother Language Dayに比べ、かなり大規模なイベントのため約200名の方が来場されました。個人で行った太鼓パフォーマンスの最後は皆さんにとても大きな拍手と歓声をいただきました。これほど大きな歓声をもらったのは人生で初めてでしたので、とても印象に残りました。終了後も多くの方から「良かったよ」と声をかけていただき、とても嬉しかったです。他の国の参加者の方も伝統的なダンス、バンドやアイドルソングなど多種多様なパフォーマンスをされていました。各国の特徴がよく表われており、大変興味深いものでした。特にネパール出身の方が伝統衣装に身を包んでパフォーマンスされた民謡は印象的で、銀のお盆や花を用いた伝統舞踊はこれまで見たどのダンスとも異なる独特な舞でした。
今回のインターナショナルナイトの準備はなかなかアイデアがまとまらず、全員で何度も相談を重ねたうえで行われました。現地学生と協力して行う初めての大きなイベントだったため、英語による実践的なコミュニケーションの機会となりました。一緒にパフォーマンスを行ったのは友人達のため私たちの英語に聞きなれていることや、すでに信頼関係がある事から円滑なコミュニケーションが比較的摂りやすかったです。しかし、運営には多くの学生や留学生が関わっているため、メールや対面でのやり取りを重ねる必要があり容易ではありませんでしたが、みんなでひとつのものを作りあげていくという協働作業を英語で行えたことは、大変貴重な経験となりました。
3月は、日本文化を紹介する機会に恵まれるとともに、異文化理解を深めることも出来ました。来月末にはテスト期間があります。残り少ない留学生活を有意義に過ごしていきたいと考えています。
4月の報告書では、英語学習クラスの賞を受賞しましたのでその表彰式と、イースターコンサートについて報告したいと思います。



