獣医学類4年 LEE SOHYUN

はじめに
　私は2023年3月６日から4月4日までの3週間、アメリカ合衆国オハイオ州にあるフィンドレー大学にて、ベーシック・アニマルハンドリングプログラムに参加しました。普段から産業動物に興味があって産業動物獣医師にもなりたいと考えており、馬の扱い方を学ぶことができて、畜産動物へのワクチン投与や去勢手術、除角などをより実践的にすることができるアメリカ合衆国オハイオ州にあるフィンドレー大学にて、ベーシック・アニマルハンドリングプログラムに参加したいと思いました。

活動内容
午前の授業
　馬の実習として毎朝６時３０分にバスに乗り、月・水・金曜日はWestern Farmに、火・木曜日はEnglish Farmに行きました。Western Farmでは毎日異なる学生とペアを組み、給餌、掃除、乗馬の準備等を一緒に行いました。さらに筋肉内注射、経口投与、ホルダーの付け方、馬の扱い方、馬の種類について学ぶことができました。English Farmではペアを組み、乗馬の準備やペアのレッスンやジャンプの見学をしました。なお歯の治療を見ることもできました。さらに乗馬の体験を３回ぐらいすることができました。

午後の授業
　午後のEquineという授業では、採血やバンテージの巻き方、注射について学びました。Animal Scienceの生産動物に関する授業では、羊の注射や豚の耳パンチ法による個体識別、断尾、切歯、鉄剤の注射について学びました。また牛の去勢することを見ました。さらに自分たちでEDTA 管を使って採血してヘマトクリット値を測定しました。Pig Labでは豚の保定、豚への注射について学びました。

その他
　２週目の土日は心理学の教授のAlliとJakeの家にホームステイをしました。家には11匹の鶏、３匹のウサギ、はち、２匹のシェパード、などたくさんの動物がいて楽しかったです。家でバーベキューしたり、ハッドグを作ってくれたり色々な場所へ連れて行ってくれたりし、アメリカの街の様子やアメリカ人の休日を味わえることができました。ホームステイではとても楽しい時間を過ごしました。

　また、Toledo Zooではバックヤードツアーをし、動物園の獣医師から動物園獣医師に関する様々な話を聞くことができました。動物園には水族館も併設されており、バックヤードツアーでは魚の特徴、水質・魚の管理方法などの話を聞くことができました。さらに動物園では様々な動物も見ることができました。
　ホースセラピーを行っているChallenged Championsでボランティアをする機会もありました。人が動物によって治癒されることができるということを知り、改めて動物と人と絆は深いと思いました。馬の保護を行うEquine Rescue Center、保護された犬猫の譲渡施設である Humane Societyで話を聞きボランティアしながら、世界的にこうゆう施設からより多くの人が犬、猫を飼ったらいいと思いました。
　他にも現地の動物病院に行き、そこで実際に働いている獣医師の話を聞いたり、ジャージー牛の農家に見学にいきました。

感想
　日本では普段学ぶことがあまりない馬に毎日接し、馬について詳しく学ぶことができてよかったです。馬、豚、羊など色々な動物について多くのことを学ぶことができた３週間でした。特に馬の扱い方、馬の乗り方を学ぶことができて、畜産動物へのワクチン投与や去勢手術、除角などをより実践的にすることができました。フィンドレー大学で学んだ経験や手術などを酪農学園大学で生かしたいです。なお、韓国と日本だけでなくアメリカの文化にも触れることで、海外の文化について理解を深め視野を広げることができました。さらにこのプログラムを通して今まで学んできた英語で実践的に話し、勉強することによって自分の英語の不足な部分を把握し、英語をより上達させることができました。