フィンドレー大学 ベーシック・アニマルハンドリングプログラム2023報告書(石田さん)
掲載日:2024.06.12
獣医学類5年 石田琴音
【はじめに】
私は今回、3月6日〜3月27日の3週間このプログラムに参加しました。出発するまでは多少の不安もありましたが、海外ボランティアなど、短期留学の経験が過去にあったので楽しみの方が大きかったです。将来的には世界に通ずる馬の獣医を目指しており、その上で今回は馬について学ぶ機会もとても豊富で、自分自身にとって、学生生活最後の留学となり、将来を目指す上でとても貴重な経験になると思い参加を決めました。
【実習内容】
Monday, Wednesday, Friday
〔7:00~10:30〕Western Farm
〔12:00~1:30〕Pre-Vet Farm Dr. Flores class
〔3:30〜5:20〕Swain class Dr. Whitaker
Tuesday, Thursday
〔7:00~10:20〕English Farm
〔12:00~3:20〕Western Farm Dr. Hass class
実習内容としまして、上記のように
月・水・金曜日の実習内容と、火・木曜日の実習内容が異なったルーティーンとなっていました。
Western Farmでは「給餌(乾草や飼料)→掃除→ミーティング→乗馬」この流れを毎回異なった学生とペアを組んで、活動していました。その後、馬の扱い方として、ホルダーの付け方、手入れ方法、引き馬の仕方、保定方法などを学びました。さらには、筋肉注射や静脈注射の方法や、馬の種類や毛色、顔の模様についても学びました。
English Farmでも同様に「給餌(乾草や飼料)→掃除→ミーティング→乗馬」の流れを異なった学生とペアを組んで、活動していました。
〈感想〉
今後獣医師を目指すに当たって、正しい基本的な馬の取り扱い方を一から学ぶことができて良かったです。Western FarmとEnglish Farmの違いとして、同じ馬を取り扱う環境でも、場の雰囲気や、乗り方や日々のトレーニング内容、飼養管理方法など異なっていることが沢山ありました。また、私は日本で馬に乗っていますが、ウェスタンライディングについて触れる機会がとても少なく、興味深い分野だったので学びが多かったです。
Dr. Floresの授業では豚、羊、山羊、牛の取り扱い方や、採血、去勢、豚の断尾、ワクチン、歯の切除などについて学びました。
Dr. Hassの授業では馬の保定方法や、採血、バンテージの扱い方法、装蹄や、整体学、歯の治療などについて学びました。
〈授業の感想〉
学校の授業では、実際に日本の大学で学んだことを実習で取り組むことができ、手を動かして授業することがとても多かったので、より理解することができ、学ぶこともとても多かったです。日本の大学との違いとして、1つの動物に対してとても専門的で、深く学ぶことができました。さらには、ここまで多くの動物を管理している規模の大きさや、多くの生徒が自分自身の選考を早い段階から決めて行動していること、かつ選択肢の広さにもとても驚きました。
【その他の活動として】
International nightや、Rodeo nightに参加し、動物病院見学や、ホースセラピーボランティア、動物園のバックヤードツアー、犬猫の保護施設の他にも馬の保護を行なっている施設にも見学に行きました。また、豚やジャージー牛の牧場見学にも参加させていただきました。
学校の様々なイベントの多さや、規模間の大きさに本当に驚きました。そして、実際参加してとても楽しかったです。忘れられない思い出となりました。
動物病院見学にての内装一つ一つにこだわっていて、壁紙の色や、窓の大きさ、写真の飾り方や床の材質など、ここまで細部までこだわっていることにとても関心を抱きました。
Challenged Championにてホースセラピーボランティアをして、日本との違いで1番驚いたことは、病院から治療の一環としてホースセラピーの紹介を行っておりかつ、保険適用であるということです。ここまで、ホースセラピーを身近に感じることは、日本でありませんでした。しかし、とても興味深い分野だったので、馬の譲渡の内容も含め、日本でも取り組めそうな内容を、もっと勉強して今後に活かしたいと思いました。
【フィンドレー大学のみんなと】
3日間のホームステイをしたり、ボーリングや、日本食を作ったり、一緒にスポーツをしたり、movie night、誕生日会を開催したり、オーケストラやミュージカルを見に行ったり、アンティークショップなどでショッピングをしたりと、とても濃い時間を一緒に過ごしました。
フィンドレー大学に行って、みんなに出会えて色々な経験をさせてくれたことが掛け替えのない思い出となりました。3週間の間、ここまで楽しく過ごすことができたのは仲間ももちろんですが、みんなのおかげです。授業が終わっても、なにかできることはないかと計画を立ててくれたり、どこ行くにも嫌な顔一つせずに連れて行ってくれたりと、数え切れないくらい、本当にお世話になりました。感謝しても仕切れないです。
アメリカに大事な友達ができたことは私にとって一生の宝物です。5月に日本にみんなが来るのが、待ち遠しいです。今回留学で来る予定じゃないアメリカの友人たちにも必ずまた、会いに行きたいです。Love my American friends!!!.
【おまけ】
〈美味しかったお店〉
【最後に】
この留学にこの学年で参加して、本当に良かったです。その理由としては、アメリカと日本の獣医療の違いを、実際に日本でも既に学校やインターンで学んでいた為、とても比較をしやすかったです。想像以上に学ぶことや、刺激が多い毎日でしたが、毎日毎日が楽しくてたまんなかったです。今回、アメリカで実際に学んだことで、馬の獣医師をこれから目指すにあたって日本だけでなく、様々な国で学び、日本に貢献できるような獣医師を目指していきたいという気持ちが一層高まりました。日本では普段学ぶことができできないような獣医学や、ボランティア制度や、国の文化など学ぶことができ、とても良い経験ができました。
なにより、今回一緒に参加した留学メンバーのみんなにはとてもお世話になりました。一緒に参加できて本当に良かったです。
この留学に関わってくださった学校の先生方や、国際交流化の方々、フィンドレー大学の先生方、家族や一緒に参加した友人達には、本当に感謝しています。貴重な経験をさせて頂きありがとうございました。この経験を活かして、日々努力していこうと思っていますので、何卒よろしくお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。