カナダ・アルバータ大学派遣留学報告(3月)
掲載日:2019.04.10
永谷 万里菜
カナダも雪が溶け、春らしい気温になってきました。SNSを通して後輩達が大学を卒業し、来月には年号が変わるということを知り、時間の速さを感じています。1年前、カナダに行く上で自分の英語力が不安で高校の時に使っていた参考書と旅行用の英語のフレーズ本を持ってきていましたが必要なくなりました。まだまだわからないことはたくさんありますが、1年前に比べたら友達とも喋れるようになったんじゃないかと思います。たまに友達にどうやって英語を勉強しているのと聞かれますが、カナダではYoutubeとNetflixをよく使っています。私はメイク動画が好きなので海外の有名人のメイク動画などをみたり、Netflixで映画をみたりしています。これから英語圏の国にいこうと考えていてテキストブックが好きじゃない人におススメです。少しでも参考になればいいなと思います。
最近の私のテーマはHappinessです。Happinessは人それぞれ違ってとても曖昧だと思いませんか?あなたのHappinessはなんですか?朝ごはんを食べられることですか?いい仕事に就いて周りの人からリスペクトされることですか?お金持ちになることですか?差別が世界から消えることですか?ある国では同性愛者が結婚できるのに、ある国では同性愛者は結婚できないどころか罪になることもあります。今、世界はこんなにも簡単につながることができるのに、一歩国境をまたげば誰かのHappinessを実現できなくなってしまうのです。とても悲しいなと思いました。世界では餓死してしまう子供が沢山います。ある国の産業はアパレル産業が主で、働いている人達は最悪な労働環境で化学薬品に汚染されながら働いています。なぜ彼らは働き続けるのか、やめてしまえば汚染されなくても明日食べるものを買えなくなってしまうからです。ある国では若い女の子が子供を沢山かかえてしまっています。教育が行き届いていないのです。私がなにを感じたかというと自分の恵まれた環境に感謝すること、恵まれたことに甘えず、努力することの大切さです。小さな行動でも続けて環境を守ること。知ることと理解することは人間として生きていく中でとても重要なことだと思います。誰かを理解することは誰かに優しくできる一歩だと思います。カナダに来てから世界のニュースを調べるようになりました。知らないことは罪だと思います。知らないと言っている間に環境は汚染され、子供は死んでしまい、世界のどこかで生き物は消えていくのです。知る努力をしようと思いました。 だいたいの人は家族や友達には優しくできます。会ったことのない人にまで優しくできる、そんな人がほんとうの優しさを持っているのかなと思います。中学、高校と英語を学べる環境にいたのにその恵まれた環境を生かさなかったことはもったいないことだと思いました。なにかを掴むチャンスはどこにでもあるんだなと思いました。