アルバータ大学オンライン留学プログラム(夏季)報告書(森さん)
掲載日:2022.09.26
2022年度夏期アルバータ大学オンライン留学プログラム報告書
獣医学群 獣医学類 2年 森 冬姫子(Tokiko Mori)
ずっと夢見ていた留学ですが、夢に見ていただけでした。自分の英語力に不安を感じ、踏み切れずにいました。そこでオンライン留学を通して少しでも英語に慣れ、英語を話すことに対する抵抗を無くしたいと思い、このプログラムへの参加を決意しました。
参加申し込みをした時は英語を話せるようになってやるぞとやる気でいっぱいでしたが、実際にプログラムが始まる1週間前くらいからは不安でいっぱいでした。オンラインで知らない人たちと英語で授業を受けること、ただ授業を受けるだけではなく自分の意見を発表したりクラスメートと英語で意見交換をしたりすることに対して、そのような経験がなかったこともあり、自分にそんなことができるのだろうかとどんどん心配が広がっていきました。ですが実際始まってみたら先生はわかりやすいように聞き取りやすいようにゆっくり英語を喋ってくれたし、同じクラスの人は自分と同じくらいのレベルなので頑張ろうと思えました。
10日間で構成されるこのクラスでは、カナダの食事や文化、自然について知り日本との違いや共通点を探したり、SDGsについて考え自分の意見を発表し意見交換をしたりしました。初日はやはり緊張して少ししか喋れなかったのでだいぶ落ち込みました。ですが、毎日みんなと顔を合わせ少しずつ自分の考え、意見を発表していくうちに話しやすくなっていき、次第に英語で話すことへの恥ずかしさや抵抗が少なくなっていきました。授業後のreflectionと次の授業の予習により毎日リスニング、リーディング、ライティングに必然的に取り組んでいました。それによって今までは頭の中でごちゃごちゃしていた伝えたいことが、英語でスッキリ簡単な文章に組み立てられるようになっていきました。
授業では、全体で発表し合う時と2~4人の小グループに分かれて意見交換をする時がありました。小グループで話しているときは、『さっきの質問ってどういう意味だろう?』とか『わたしたち何をしたらいいのかな?』という会話も(英語ですが)時々あって、一緒に確認し合いながら課題に取り組んでいました。また『How about you?』と聞いてくれることが多く自分の意見を言いやすい環境であったし、自分も他の人に意見を促すようにできたのでお互いに思ったことをどんどん喋って、笑ったり驚いたり共感しあったりとても楽しかったです。授業中に知らない単語が出てきたらそれはどういう意味なのか質問したり、その単語について英語で説明してもらってなんとなく理解していったり、ボキャブラリーがどんどん増えていく感じが爽快でとても楽しかったです。水曜日と金曜日の午後1時から1時間だけ、カナダについてゲームを通して学んだり、カナダの行ってみたいところや見てみたいものについて語り合ったりする時間もあり、授業とは別のリラックスしながらも英語に触れていられる時間で楽しくカナダについて英語で学ぶことができました。
2週間という長すぎず短すぎない期間で気軽に英語を学べるとてもいい機会となりました。今回はオンラインで個人的には様子を見ながらのスタートをしてしまいましたが最終的に参加してよかったと心から思います。そして実際に自分の目で現地を見て肌で英語を感じて経験できる留学に行きたいという思いが強くなりました。