アルバータ大学オンライン留学プログラム(夏季)報告書(佐々木さん)
掲載日:2022.09.26
カナダ・アルバータ大学 オンライン留学プログラム
農食環境学群 環境共生学類 2年 佐々木 慶門(Keito Sasaki)
オンライン留学プログラム受講前
私は元々外国にとても興味がありました。父がよく海外に出張に行ったり、母もアメリカにホームステイをしたことがあったりして、子供の時から海外は良いという話を聞かされていた事も影響していると思います。(一種の洗脳かもしれません。笑)
その為少しずつですが英語の勉強を続けていました。そんな折、国際交流課からアルバータ大学のオンライン留学プログラムのお話を聞き、受講する運びとなりました。実際にカナダに渡航するプログラムと迷ったのですが、今年実際にカナダに留学されている先輩も去年オンラインプログラムを受けていて、良かったと感じたから今年は実際に行くことにしたというお話や授業自体はカナダで受ける授業と変わらないと伺ったのでオンラインプログラムを申し込んでみました。
オンライン留学プログラムの内容
授業は学生8人、先生1人でzoomを使って行われました。
毎日、SDGsやカナダと日本の違い(初対面の人同士でどこまで相手のことについて尋ねて良いか?)など様々なテーマに沿って授業が進められました。僕が感じたこの授業のポイントはそのテーマの内容というよりも授業の形式です。それは授業の半分は自分が英語で喋っていて、もう半分は英語を聞いているというSpeakingとListening中心の授業であったということです。今までの学校でなされていた日本人の先生から英語を日本語で教わり、内容はReading中心という授業とは全くの逆でとても刺激的でした。
具体的には、ある質問についての答えを学生3人で話し合い意見交換し、考えをまとめ代表者が皆に向けて発表したり、設定されたシチュエーションで2人組で役になりきりながら会話をしていくもの、ある英語の動画を見てから質問に答えていくものなどがありました。
学生について
全員日本人でしたが、他大学の学生でとても刺激になりました。工学や建築、医療を学んでいる人など様々でしたが、皆英語を上達したいという目的意識は共通だったので仲良くなりやすかったかなと思います。よく、留学先で同じ留学生の日本人と一緒にいると英語が上達しないなどというお話を聞きますが、「英語しかしゃべってはいけない」というルールがあれば日本人同士でも勉強になるんだなと思いました。中には発音が流暢な人などもいて負けたくない!という競争心を得ることも出来ました。
先生について
セルビアさんというアルバータ大学の大学院で言語を勉強されている方が先生でした。
僕が英語で冗談を言ったりした時は必ず笑ってくれて、それがとても嬉しかった事を覚えています。他の学生が発言するときも朗らかな笑みで見守って下さっていました。彼女はイタリア出身ということで、イタリアとカナダの違いまでお教え下さって、両方の国の事について知れたことはとても良い経験になったと思います。
オンライン留学プログラムを終えて
Reading以外の能力を重点的に鍛えることができたと思います。先生はネイティブの先生なので英語が早くて聞き取るのに苦労したこともありますが、少しでも言っていることを理解しようという気持ちで必死に耳を傾けました。また皆が英語を伸ばしたいと考えていた為、英語を話すことが恥ずかしいと感じることは少なく、間違いを恐れずにたくさん話すことができました。欧米の授業スタイルである意見交換や自ら考え発言していく授業は、眠くならずにあっという間に授業が終わった感覚でとても楽しかったです。
今回学んだことを生かしてこれからも英語を勉強していきたいと思います。