アルバータ大学オンライン留学プログラム(春季)報告書(髙橋さん)

掲載日:2022.04.18

2022年3月 アルバータ大学オンライン留学プログラム 報告書

農食環境学群 食と健康学類2年 髙橋 志穂(Shiho Takahashi)

 

このオンライン留学プログラムに参加した理由、今回のプログラムの内容、参加して学んだこと・感じたこと、今後参加される方へのアドバイスについて報告します。

まず、参加した理由は主に2つあります。1つ目は、英語で話せるようになりたい、考えを伝えられるようになりたいという気持ちがあったことです。2つ目の理由は、話すことに苦手意識がありましたが、大学に入学後コロナウイルスの影響で話す機会が減りさらにコミュニケーション力が落ちていることを感じたため、自分から交流する機会を作り少しでもコミュニケーション力を向上させたいと思ったことです。もともと留学に興味があったので、オンライン留学は費用や準備などの面でハードルがとても低いこともあり参加しました。

次に今回のプログラム内容です。3月7~11、14~18日(月~金)の10日間、午前10時からおよそ1時間半のzoomでの授業でした。参加学生は酪農学園大学だけでなく他大学の学生もおり計13人(日本人のみでした)で、アルバータ大学の先生が1人というクラスで授業が進められました。10日間の中でトピックが複数あり、カナダと日本の文化の違い・食べ物・多言語主義・持続可能な社会(SDGs)などについて、プレゼン発表や3~4人の少人数グループでのディスカッション、毎回の宿題(動画視聴やその問題に答えるなど)を通し理解を深めたほか、授業の最後にゲームをする日もありました。また、現地の学生と交流できるSECという自由参加の活動も何回かありましたが、カナダと日本の時差のため日本時間では深夜になってしまうので私は参加しませんでした。

参加して得られたものはたくさんありますが、最も印象に残っていることは授業中発言する機会が多かったことです。日本のでは受け身で先生の話を聞いているだけの授業が多いのに対し、今回の授業ではディスカッションが多かったため、聞くだけでなく自分の意見を言葉にしていく必要がありました。初めは他の方が発言するのを待っていましたが、自分から発言することができた時は嬉しかったです。意見を伝えるとき、「どうしてそう思ったのか、考えたのか」ということを伝えるのが大切であることを学びました。そして、分からないことは恥ずかしがらず何でも聞くべきだと思いました。私は英語を聞きとれなかったりディスカッション中に上手く話せず会話が止まってしまったり、自分の英語力の無さを何度も痛感しましたが、分からない単語を調べる、メモをたくさんとるなどし、少しずつ会話として成り立つようになったと思います。

授業や宿題で、カナダと日本の文化や行事の比較やジェスチャーの表す意味などを学んでいく上で、英語はたくさんあるコミュニケーションツールの内の1つであるのだなと感じました。例えば、カナダでは英語とフランス語が公用語とされているそうですがさらに多くの言語が話されているそうです。私は外国語に関して英語に固執してしまっていたので、目的ではなく一つの手段であるということを忘れずに楽しんで勉強していきたいです。この2週間はあっという間でしたが、日本にいながらも英語や異文化にふれることができ本当に良かったです。

最後に、今後オンライン留学に参加される方へのアドバイスです。私は英語に自信がなく参加しましたが、少しずつ英語でコミュニケーションをとれるようになり充実した時間を過ごすことができました。覚えている語彙やフレーズが多いほど、理解が早くでき、言い換えることもできるのでさらに充実するのではないかと思います。また、他大学や他学部の方など多くの人と交流する機会となり、視野が広まるので英語以外の面でも参加するメリットがあると思います。

このような貴重な機会をいただき充実した時間を過ごすことができました。国際交流課の方、担当教師のAndrew先生、一緒に参加した皆さんには心より感謝いたします。

アルバータ大学オンライン留学プログラム(春季)報告書(髙橋さん)
アルバータ大学オンライン留学プログラム(春季)報告書(髙橋さん)