アルバータ大学オンライン留学プログラム(夏季) 報告書(田口さん)
掲載日:2021.10.04
2021年8月 アルバータ大学オンライン留学プログラム 報告書
農食環境学群 環境共生学類 2年 田口 洋翔
参加動機
私がこのプログラムに参加した理由は、元々英語や国際交流に興味があって勉強したいと思っていたのですが、なかなかきっかけがなく少しでも英語や外国の方と交流する機会が欲しいと思ったというのが主な理由です。
参加前の準備など
参加動機にはもっともらしいことを書いてしまいましたが参加を申し込んでからしばらくは自分が本当に2週間頑張れるのかものすごく不安でした。理由はいくつかあり、一つは中学生のころからずっと英語が大の苦手で基本的な単語や文法も曖昧だったことです。特に事前のTOEICのテストではほとんどなにを言っているかわからないという状態でした。もう一つは私が初対面の人と関わるのがあまり得意ではなく、加えてオンラインということもあり本当に続くのか自分でもわからないような状態だったからです。
しかしほかの参加者の方とメールのやり取りの中で他の方も同じような不安を持っていることが分かったとともに、プログラムへのイメージがついてきたこともありだんだんと不安を和らげることができました。
自前の準備ですが私は直前まで別の予定があったこともあり、あまりできませんでした。それでもやっていく中で多く使われる単語や表現は覚えていくことができるので、そこまでしっかりした英語学習等の準備は必要ないと思います。強いて言うなら単語よりもIthink ~やmay, have to, can you~などの言い始めや言い回しを確認しておくことが有効だと感じました。
プログラム内容と取り組み
プログラムの内容は主にtopicごとのクラスメートとのディスカッション、プレゼンテーションの作成と発表、そして毎回のホームワークでした。ディスカッションですがtopicは日本・韓国とカナダの比較や異文化コミュニケーション、そして持続可能な生活・未来などのテーマが多く、前日のホームワークでまとめた内容や考えたことをクラスメートと共有するという方式が多かったです。プレゼンテーションは二人一組で住んでいる国や地域について比較するというテーマで発表を行いました。
自分の取り組みについてですが、周りの人の英語のレベルも割と同じようなレベルだったのであまり劣等感やプレッシャーを感じることなくプログラムを進めることができました。また私のクラスには韓国の学生さんも多くて英語でしか通じないというシチュエーションも多くあったのですが、言いたいことが英語で伝わったときはとても嬉しかったです。また私の英語は文法的にも発音的にもかなりおかしなところがあったと思うのですが、先生方も私の言いたいことをくみ取って頂いたことで、英語でも通じるんだという自信を持つことができたのも大きかったと思います。
プログラムを終えて
プログラムを終えて英語を使ったり話したりするハードルが下がったと思います。その理由は、言語は違っても人と人の関係であることは変わらなくて、必要以上に正しい文法こだわりすぎる必要がないということに気づいたからです。またお互いに意思の疎通が不安定だったからこそより相手の話に耳を傾け、温かい空気をつくることができたように感じました。
英語力に関しては終わった直後はあまり力が付いたという実感は正直ありませんでしたが、たまたまユーチュブで英語のナレーションを聴いたときに単語の切れ目がはっきり分かるようになっていてびっくりしました。また字幕とナレーションの若干の違いに気づくことも多くなり、リスニング力が付いたことを実感しました。また英語を話す中で、文法も品詞など理屈ではどうしても身につかなかった部分が少しずつ分かってきて、英文を書くことがあまり苦痛ではなくなったと思います。
今回私は英語に慣れるということを目標にして参加したのですが、プログラムを終えてそれだけでなくもっと英語でコミュニケーションが取れるようになりたいという向上心が生まれました。そして今回このプログラムに参加して本当によかったということを以前の私に伝えたいです。