アルバータ大学オンライン留学プログラム(春季)
掲載日:2021.04.05
アルバータ大学オンライン留学プログラム報告書
農食環境学群 環境共生学類
3年 伊藤 沙耶佳
プログラムへの参加目的
私は英語が得意ではありませんでしたが、海外の文化や語学に興味がありました。そのため、2年生の時に、海外自然環境実習を履修し、内モンゴルとマレーシアの二か国に実際に行きました。マレーシアでの実習は1か月のプログラムで、サバ大学にて英語のプログラムを受け、現地の友達もできましたが、そこで語学力不足を感じました。そのためマレーシアの友達と再会するときには、もっと色々な話をしたいと思いました。しかしコロナウイルスの影響で海外へ留学することは難しく、自身での勉強も捗らないと感じていた時に、本プログラムを見つけたことが参加のきっかけです。
プログラム準備
プログラムが始まる2週間前から日本語と英語で会話をしているPodcastを移動中に聞いたり、洋楽を聴いたりしていました。
しかし、これだけでは足りなかったと思います。高校英語の語彙や文法をある程度復習してからだと、もっと効果が上がると思います。
プログラム内容
私のクラスはアルバータ大学のTorie先生でした。クラスメートは酪農学園大学を含めた様々な日本の大学生、大学院生でした。授業は十回全てにテーマがあり、テーマについてや、先生の持ってきてくれる話題について、英語でディスカッションをします。また、毎日宿題が課されます。毎回動画が5 つほどあり、それに関する問題を解くものや、考えるもの文章を読むものなどでした。毎回自身の考えや経験について、文章を書いたり、動画を撮影したりして提出しました。英語の勉強だけでなく、様々な議題について考え、他の学生の考え方を知ることができるいい機会だったと思います。
私の取り組み
他大学の学生は英語のレベルがとても高く、最初は失敗を恐れ、恥ずかしさからなかなか自分から発言できませんでしたが、先生も、他学生も優しく、発言を促してくれたり、「心配しないで」と声をかけてくれたりしました。そんな良い環境下での学習だったので、日が経つごとにもっと話そう、手を挙げて発言してみようと意欲の湧く授業でした。また、もっと話せるようになりたいという思いから、授業終了後に同大学の同じプログラムを受けていた石川さんと英語のディスカッションを行い、学びを深めました。さらに、任意で参加できるコミュニケーションクラブがアルバータ大学にあり、本プログラムに参加すると、それにも参加できました。このコミュニケーションクラブでは、実際のアルバータ大学に通う現地の学生や、中国、アフリカ、ペルーなど様々な国でオンライン留学を行っている人たちがいて、様々なイントネーションの英語や、各国の文化を感じられる経験となりました。宿題もとても力になるもので、毎回3時間ほどかけて勉強していたので、毎日約5時間の英語勉強時間が取れた2週間でした。
話したいと思っても、なかなか英語で話す学習機会は少ないと思いますし、このプログラムは話すチャンスを与えてくれた貴重な経験だったと思います。
プログラムを終えて
私は本プログラムに参加してよかったと思っています。理由は大きく3つあり1つは英語の語学力が向上したことです。ディスカッションをするので、自分の話したいことを伝えるために必要な「語彙、文法」が参加前と比べて増えたと感じています。これによって、わかる文章や書ける文章も増えたため、英語力が総じて向上したと感じました。2つ目に、英語の学習意欲が増したことです。先生や、他の学生の言っていることを理解したいと思うことはもちろんですが、自分の思っていることを伝えたいという気持ちが大きかったため、伝えるために必要な英語を学ぼう!という気持ちが向上しました。3つ目に様々な価値観を知れて世界が広がったことです。先生や、他大学の学生、各国の学生たちの経験を聞いたり、意見を交換したりしたことは、自分の知見が広がりとても楽しかったです。
終わってみると2週間はあっという間でした。今後また、このような機会があれば参加したいと思います。又、コロナが終息したら海外に行きたいと思いました。
※受講当時の学年で掲載しています