アルバータ大学オンライン留学プログラム(春季)
掲載日:2021.04.05
農食環境学群 循環農学類 酪農コース
3年 石川なつ美
私は今回、春休みに行われた2021年3月1日から3月12日までのアルバータ大学のオンライン留学に参加しました。
留学参加の動機
今回参加したきっかけは、私が将来道内での酪農実習を考えており、実習生として酪農を学ぶなら海外に実習に行ってみるといいよと先生やキャリアセンターの方に薦められましたが、新型コロナウイルスの影響で少し難しいのではと思い、私自身が英語を全く学んでいなかったので、自分が今、どれだけ英語が出来るのか試してみようという気持ちで参加を決めました。
実際の授業内容
オンライン留学はzoomで行われます。最初に担当教師から今日のハンドアウトを提示され、その後3~4人の小さなグループに分かれて話し合いをし、意見をまとめたら全体に発表する、という形でした。授業内容は様々で、カナダの食べ物や気候だったり、日本と比べたときのカナダの印象であったり、SDGsについて話し合おうという内容もありました。特にカナダと比べた日本という授業では、自分は日本のことを知っていたつもりでもいざ説明するとなると説明が難しく、自分が雰囲気だけ知っていたのだなと痛感しました。
また、参加してみてやはり英語が出来ていないことも深く実感しました。授業の初めに、教師の方が他愛もない世間話やその日にあったことを話してくれるのですが、それすら聞き取れず、常に電子辞書とGoogleの翻訳機能で単語を調べつつ参加していました。調べている分、指示を受けてから理解するまでが長く、理解したらもう既に別の話題だった、ということが多々あり、参加しない方がよかったのではと思うこともありました。
しかし、教師の方はそんな私にもよく声をかけてくださり、私の拙い英語でも良い質問だね!や、頑張って答えてくれてありがとう!などと励ましてくれました。また、小さなグループに分かれて話し合いをする時も、同じグループの方が説明を簡単な単語に直して伝えてくれたり、途中途中で答えが止まる私を待ってくれていたりと沢山フォローをしてくれて無事オンライン留学を終えることができました。
さらに、後半からはzoomでの授業が終わった後に同じく酪農学園大学から参加している伊藤さんと2人で復習のために再度zoomを開き、英語で話し合いをしていました。授業中、分からなかったところや、自分のグループはどういった話をしたかなどを伝えあい、次の日の授業に生かせるようにしていました。
オンライン留学を終えて
今回のオンライン留学では、人との繋がりを多く感じることができたと実感しました。オンラインということで、現地に行くよりも留学のハードルが下がり、挑戦しやすくなったのも私にとっては良いと感じることができました。私のように、留学してみたいけど英語が出来るか不安という人や、コミュニケーション能力を上げたいという人にはオンライン留学システムは良いと思います。今回のオンライン留学で私自身もっと人と積極的に話せるようになろう、英語をもう少し頑張ってみようと思うことができたのは、担当教師の方や、一緒に参加していた方のおかげです。2週間、ありがとうございました。
※受講当時の学年で掲載しています