浜頓別町との地域総合交流協定を締結

掲載日:2021.03.26

2021年3月20日(土)に2008年から交流してきた浜頓別町と地域総合交流協定を締結いたしました。これまでは本学環境共生学類を中心に本学の研究や調査、浜頓別町の小・中学生への環境教育などで連携してまいりましたが、地域総合交流協定を締結したことで今後は多岐にわたって連携します。

協定締結式にて本学堂地学長は、「本協定の締結後には現在行っている連携事業の充実化はもちろん、本学の「酪農」に関する知識・技術も役立て、環境・酪農・漁業・食などの観点から、浜頓別町様の発展に寄与したいと考えております。」とお話しされました。菅原町長は「浜頓別町のもつ自然や産業といった資源と酪農学園大学の知識や人材などの資源の交流をしたいと考えております。さらには今後町の子供たちが酪農学園大学を目指し、町に帰ってきて活躍することにも期待しています。」と今後の連携への期待などについてお話しされました。

浜頓別町との地域総合交流協定を締結
浜頓別町との地域総合交流協定を締結
浜頓別町との地域総合交流協定を締結
浜頓別町との地域総合交流協定を締結

さらに、今回の協定締結を記念し浜頓別町道の駅交流館にて公開講座を行い、本学教員2名が講演いたしました。

講座の初めには本学堂地学長より挨拶があり、そのなかでは「本学は大学名のとおり酪農を専門とした教員が多くおり、浜頓別町様の産業の発展に寄与することができるでしょう。また、本学で培った知識を浜頓別の地で活かすことにもご協力できればと考えております。」と締結後の具体的な中身について話されました。

浜頓別町との地域総合交流協定を締結

講座の1つ目は“世界とつながる「どこでもドア」”と題し、本学社会連携センターの吉中センター長が講演しました。はじめに吉中センター長は浜頓別町内にある標識やロータリーなど受講者の方々の身近なものと世界との比較について話した後、社会連携センターの活動内容などを説明し「社会連携センターというドアを使って世界とつながってもらいたい」と今後の連携事業などを提案しました。

浜頓別町との地域総合交流協定を締結

講演の2つ目は“浜頓別町における環境地球化学研究室の10年の歩み-フィールド教育研究や子どもたちとの環境教育、ボランティア活動を振り返って-”と題して本学環境共生学類の吉田教授が講演されました。

吉田教授は洞爺湖町との協定締結における連携実績や、浜頓別でこれまで行ってきた調査やイベント、ボランティアなどについて話されました。また、浜頓別町で活躍している本学の卒業生がいることなどのお話しもあり、本学と浜頓別町の深い関係性について受講者の方に知っていただくことができました。

 

浜頓別町との地域総合交流協定を締結

講座の最後には菅原町長よりご挨拶をいただきました。ご挨拶のなかで菅原町長は「酪農学園大学とはこれまで小中学生向けの環境教育や北オホーツク100kmマラソンでご協力いただいてきたというご縁がある。今後はさらに食や酪農といった観点で連携し、それぞれの資源を活かしていきたい。」とお話しされ講座は終了いたしました。

講座を実施するにあたり、ご受講いただいた方に本学で製造している「健土健民牛乳」を配布いたしました。また、昨年新型コロナウイルスで打撃を受けた酪農家を元気づけることを目的として実施した「酪農フォトコンテスト」の応募作品を会場に掲示し、受講者の方々にご覧いただきました。

 

浜頓別町との地域総合交流協定を締結

今後は本協定をもって双方の発展に貢献してまいります。
(浜頓別町役場HP http://www.town.hamatonbetsu.hokkaido.jp/)

 

連携・協力の主な内容

(1)調査研究に関すること

(2)相互の人的支援、人材育成に関すること

(3)連携に係る既存施設・設備の利用に関すること

(4)その他連携を図るために必要な事項に関すること

協定の有効期間
 2021年3月20日(土)~2024年3月19日(火) その後1年間の自動更新