2020年度家庭菜園講座を開催いたしました
掲載日:2021.03.02
2021年2月27日(土)9時から江別市民会館37号室にて家庭菜園講座を開催し、本学循環農学類の教員2名が講演いたしました。
1つ目の講演は「自宅の菜園土壌の健康(養分)状態を知ろう!」と題し本学循環農学類の澤本教授が講演しました。
澤本教授はまず地力の構成要素についてお話しされ、土壌の化学性・物理性・生物性について説明したのち、それらの観点から良い土壌の条件や植物の生育障害をもたらす要因などについて解説いたしました。
特に土壌のpH・ECはそれぞれ「土壌の体温」「土壌の血圧」と呼ばれるほど重要であると話し、重要である理由やそれらをどの程度の数値に保つとよいか説明されました。
講演終盤には一部受講者に事前にご送付いただいた土壌の分析結果をもとに、今後どのような土づくりをすればよいかを解説し講演は終了いたしました。
2つ目の講演は、「ジャガイモの来歴と適した栽培方法について」と題し本学循環農学類の亀岡講師が講演しました。
亀岡講師は初めに世界のジャガイモの作付面積と生産量について説明したのち、どのように世界中にジャガイモが広まっていったのかを解説しました。
その後、ジャガイモの栽培方法についてジャガイモの来歴などと関連付けて説明しました。
ジャガイモの芽の並び方や畝幅などジャガイモの基本的な特徴から、具体的な栽培方法のポイント・テクニックにいたるまでを受講者に向けて説明され、講演は終了いたしました。
また、本講座をもって2020年度の市民公開講座はすべて終了となりました。
2020年度に関しましては新型コロナウイルス感染症の影響を受け、多くの講座が中止となりましたが、2021年度は対面・オンラインなど状況に応じて実施してまいりますので是非ご受講くださいますようお願いいたします。
今年度市民公開講座を受講してくださった皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。
2021年度も本学の市民公開講座を何卒よろしくお願いいたします。