2019年度 ふるさと江別塾を開講
掲載日:2019.12.06
2019年10月26日(土)、酪農学園大学C1号館101教室にて「ふるさと江別塾」を開講いたしました。「ふるさと江別塾」とは江別市民の高い知的欲求に応えるべく、江別市と江別市内4大学が連携・協力し、大学が保有する専門的知識と人材を活用して提供される充実した学習機会であり、今年で20回目の開催を迎えました。江別市内の各大学は特色を活かした講座を2講座実施し、本学実施分の講義には51名が受講されました。
本学の1講演目は「”草食系”は素晴らしい!!―緑の草から白い牛乳ができるまで―」と題し、農食環境学群 循環農学類 中辻教授にご講演いただきました。中辻教授はまず家畜の歴史や乳の歴史、ウシの種類や繁殖、ウシの乳房の構造や牛乳の特徴についてお話されました。その後ウシの胃の中にいる微生物と共生していることや、草から牛乳を作る意義、酪農の意義をお話され、講義は終了いたしました。
また、2講演目として「カルシウムだけではない牛乳の魅力」と題し、農食環境学群 食と健康学類 栃原講師にご講演いただきました。栃原講師は現代の日本においてアンチミルクの風潮や、牛乳を飲むのが不安という声があるが、牛乳には多くの魅力があるということを理解していただきたいとお話されました。その後、牛乳の分類、栄養的価値、搾乳から食卓に並ぶまでの行程、家庭でできる乳製品の作り方の紹介など、牛乳に関係する多岐にわたるお話をされました。
講座の最後には今年度4回目で最後の講座ということで閉講式が行われ、江別市の三好市長と本学の野副学長がごあいさつされた後、えべつ市民カレッジにおける表彰や江別塾生の会への感謝状贈呈も同時に執り行われました。