フィンドレー大学ベケット奨学金報告書:9月

掲載日:2019.10.01

獣医学類2年 砂﨑香恋

フィンドレー大学に来てから1ヶ月が過ぎました。生活のリズムが徐々に整ってきて、施設の使い方にも慣れてきました。今では大学内で迷子になることも滅多にありません。8月に引き続き、授業もイベントも大いに楽しんでいます。9月の報告書では、私が暮らしているシェアハウスのこと、今まで受けた授業の大まかな内容、今月参加したイベント、そしてクラブ活動について紹介します。

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フィンドレー大学の学生の愛称、OILERS

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道路の真ん中にハンドペインティング

まずはじめに、私が暮らしているシェアハウスについて紹介します。私は私自身を含めた5人で一軒家で生活をしています。レジデントアシスタントのケイラ、私のルームメイトのマチルダ、日本人留学生の三井さんと森田さん、そして私です。

レジデントアシスタントとは大学生活をよりよく、より活発にするためにイベントを企画したり、何か困ったことがあればすぐに駆けつけたり、キャンパス内の風紀を正したりと、数多くの仕事をこなせる学生リーダーのことです。ケイラは忙しいスケジュールの中でも常に笑顔で優しく、私たちのことを気にかけてくれる頼れるお姉さんです。

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ケイラの部屋の扉は一面彼女の名前だらけ

私のルームメイトのマチルダはケニア出身の3年生の人です。ケニアの隣国であるタンザニアに4年ほど暮らしていた私は彼女とすっかり打ち解けました。共通の話題で盛り上がれる友達ができてとても嬉しいです。困ったことがあればすぐに声をかけてくれたり、買い物にも車で連れて行ってくれたり、とても親切にしてくれます。私の下手なスワヒリ語でさえ大げさなほどに褒めてくれる優しくて、明るい、心強いルームメイトです。面白いことに、彼女と暮らすようになってからスワヒリ語で会話をする夢をよく見るようになりました。

マチルダの誕生日には、三井さんと森田さんと私の三人から当て字で書いた名前をプレゼントしました。その週の土曜日には三井さんたちと一緒にマチルダの友達の家に行き、彼女が留守の間にチャパティという東アフリカでよく食べられている料理を作りました。初めてのチャパティ作りにはじめは戸惑いましたが、最終的には三人で協力して手際よく作業できるまでに上達しました。よい経験になったとともに、マチルダと集まった彼女の友達に褒めてもらえたので良かったです。

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ルームメイトのマチルダ

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三井さんとチャパティの生地作り

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サプライズ成功

シェアハウスにはキッチンがあるので好きな食べ物を自由に作ることができます。森田さんたちや他の日本人の友達も呼んで一緒に和食を作ることもあります。マチルダが作るケニアの料理を分けてもらうこともあります。森田さんと三井さんは隣の部屋で生活しており、料理や食事だけでなく、一緒にジムに行って運動をしたり、買い出しに行ったり、様々なイベントにも参加しています。

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シダーポイントというテーマパークのジェットコースターに次々と挑戦
(左から三井さん、小田さん、私、森田さん)

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森田さんと一緒にタイダイ染に挑戦
出来上がったシャツは
10月に紹介します

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Habitats for Humanityという
クラブの活動に参加

次に、授業の紹介の続きをします。8月は馬学科の授業に少し触れましたが、ここでは日本語の授業を紹介します。この授業では、日本語を専攻している8人ほどの現地の生徒と日本人留学生15人で日本の文化やアメリカの文化について学び、意見交換やディスカッションを行っています。グループに分かれて相談したあとにクラス全体で意見を発表するアクティビティをします。一緒にイベントに参加する課題が出されるので、毎週誰かの家に集まったり、一緒に出かけたりしています。日本の文化を紹介して理解を深めてもらえるとともに、今まで気にかけたことのない事柄について指摘され、日本の文化を再認識できる良いきっかけとなっています。

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森田さんとジョスリンと一緒に課題をしました

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イベントにも参加します
(左にケイティ―、右に久成さん)

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ご飯を作って一緒に食べることも。
ケイトはマカロニチーズ、
佐々木さんはカレーを作ってくれました

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ブリットリンの家でピザパーティーをしました

今月も盛りだくさんのイベントがありましたが、ここではその中の一部を紹介します。

まず、9月2日にはハンコックカウンティーフェア(Hancock County Fair)に行きました。大学から自転車で15分ほどの場所にあるローカルな遊園地で行われたこのフェアで様々な乗り物や屋台の食べ物を楽しみ、牛、羊、山羊、鶏、うさぎなどの動物のショーや競りを見て回りました。動物のショーは一種の大会らしく、各地から参加した人たちが賞を得るために大切に動物を育てていることがよく伝わってきました。その後、メインイベントであるデモダービーことデモリッション・ダービーを観戦しました。実はこのフェアに私が参加した一番の目的はこの激しいカースポーツを見るためでした。Writingの授業でフェアの話が出た際に先生からこのイベントの面白さを熱く語られ、興味がわきました。デモダービーは、廃車寸前の車をカスタマイズし、10台ほどの車が規定された敷地内で動かなくなるまでボコボコにぶつかりあうという興味深いアメリカの文化の一つらしく、男性だけでなく女性にも人気なイベントだと聞きました。話に聞いていただけでもワクワクしていましたが、けたたましいエンジン音の中ボロボロになった車同士が目の前でぶつかり合う光景は想像以上に衝撃的でした。私が優勝を期待していた車は長い戦いの末負けてしまいましたが応援を楽しめたのでよかったです。

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鳥になった気分で楽しめました

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ショーの順番を待つ羊

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エンジンから火が出ることも
あるので消防隊員が近くで待機

9月16日には日本の文化を紹介する加計フェスティバル(KAKE Festival)というお祭りの書道コーナーでお手伝いをしました。当日のギリギリまで準備をし、上手く説明できるかどうか不安なままお祭りが始まりましたが、日本の文化に興味を持った多くの人が訪れ、たくさん交流することができました。大好評だったので本当に良かったです。出来上がった自分の作品を笑顔で眺める人たちを見てとてもやりがいを感じました。

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書道コーナーの準備をする三井さん

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森田さんと佐々木さん

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多くの人に喜んでもらえました

9月22日にはWritingの先生主催のアメリカンフットボールパーティーに参加しました。アメリカンフットボールのルールを実際に生中継の試合を見ながら解説してもらいました。ルールがわかると試合の流れがつかめるようになり、先生の息子さんたちと賑やかに応援できたのは良い思い出になりました。フィンドレー大学にはアメリカンフットボールチームがあるそうなのでいつか応援に行きたいと思います。

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非常に持ちにくい形です

最後にクラブ活動を紹介します。私は今月Pre-vet club、Horse club、Wildness club、Herpetology club(爬虫両生類学クラブ)、Habitats for Humanity(住宅支援クラブ)、Black Student Union、Green Campus club、Tri-Beta(生物学クラブ)のミーティングに参加しました。実際に活動を始めているクラブもあれば、これから本格的に始動するクラブもあります。今回はPre-vet clubとHorse clubを紹介します。

Pre-vet clubは学内のクラブの中で最も人気であり、1年生から4年生までの多くのpre-vetの学生が所属しています。このクラブのミーティングには今年の6月に酪農学園大学に短期留学していた3年生のソフィアが毎回付き添ってくれるので、わからないことはすぐに聞くことができて安心です。また、ソフィアを通して学年を問わずpre-vetの学生と交流できるのでとてもありがたいです。クラブの運営委員にはソフィアと同じく短期留学生だった3年生のケイトリンがいるのでとても心強いです。様々な獣医大学の教授がゲストとして講義をしてくださったり、アメリカの獣医学生が行っている活動などについて知ることができるので、非常に充実した時間を過ごしています。

Horse clubでは馬についての知識を深めたり、馬に関連したドキュメンタリーを見たり、地域の大会を見に行ったりと、とことん馬づくしのクラブです。馬学科の教授がクラブの主任であり、丁寧に説明をしてくださるので安心して参加しています。pre-vetの学生ももちろんいますが、主に馬学科の学生が所属している温かい雰囲気のクラブです。

10月の報告書ではこれまでのアニマルハンドリングの授業内容について報告します。また、今回紹介しなかったクラブ活動やイベントについて紹介したいと思います。