マレーシア・サバ大学留学報告(7月)

掲載日:2019.08.05

環境共生学類 4年 木下実生

7月も終わり、ようやく5か月間のPEPコースが終了しました。
最終テストは今までと比べものにならないほどの難しさでしたが、今までの勉強の成果を出せたように思います。今回の留学で1日約9時間、英語を勉強する環境にありましたが、英語力が見違えるほど伸びた生徒も英語をほとんど話せないまま帰国した生徒もいました。日本語を使う機会の無かった私は常日頃の日常会話から英語を使う生活をしていたため、毎日新たな単語を習得するにはとても良い環境であったと思います。
また、クラスメイトは全員中国人で一人だけ外国人という環境を経験することで、中国語で会話している友達の話についていけなかった時の疎外感や、そんな私を気にかけ英語で会話してくれる友達の優しさなど、この環境であったから学べたこともありました。
また、いかにして中国人の会話の中に英語で話してもらうきっかけを作るかなど、実体験からでしか学ぶことのできないスキルを勉強することができました。カルチャーショックも多く受け、中には理解しがたい文化もありました。
しかし、5か月も共に生活していると慣れる部分もあり、ただ真っ向から否定するのではなく、時に受け入れる柔軟性も必要だと思いました。しかし、すっかり身についてしまった「食べ終わった鶏肉や魚の骨を直接テーブルに置く習慣」は一刻も早く元に戻したいと思います。

マレーシア・サバ大学留学報告(7月)

クラスメイトがパイナップルご飯を作ってくれました。
炊いた後、パイナップルの甘みがご飯に染み込んでおり、パイナップル自体は酸っぱい繊維質になっていました。
酢豚にパイナップル以上に好き嫌いの分かれそうなご飯です。

また、マレーシアで習得した日常会話程度のマレー語でも、タクシーの運転手さんや店員さんは「お前マレー語話せるのか!」と、そこから話が弾むことも多くありました。何を話しているのかさっぱりわからない時もありましたが、この5か月で外国語での会話に対する恐怖心がなくなりました。

マレーシア・サバ大学留学報告(7月)

アウトドアアセスメントでのインタビューです。
この後このお店のジュースをまけてくれました。

このPEPコースでは10代から40代まで年齢も様々で、同年代だけでなかったことも良いポイントの一つであると思います。子どもの話や恋愛の話に将来の話など、対等な関係で違う年代の人と話をする、この機会はなかなか得られないと思います。また、違う国ならではの悩みや視点もあり、様々な価値観に触れることができました。
この留学の経験を今後どう生かしていくかは自分のこれからの生活にかかっていると思います。今回の留学で身につけた英語力もライフスキルも自分のものにし、更に磨きをかけられるよう残り少ない学生生活を過ごしていきたいです。

マレーシア・サバ大学留学報告(7月)

セクション2最後のセレモニーです。
5時間ほど飲んで食べてしゃべり倒しました。

マレーシア・サバ大学留学報告(7月)

最後のお別れ

そしてこの留学の機会を作ってくださった酪農学園大学の先生方、UMSの先生方、両親には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。