2019年度「野生動物講座」を開催
掲載日:2019.06.28
2019年6月22日(土)9時30分より酪農学園大学中央館学生ホールにて、2019年度「野生動物講座」を開催しました。
本講座は、5月末を申し込み締め切りとしておりましたが、6月初旬から江別市内で相次ぐヒグマの目撃情報を受け、急遽、会場変更により、追加の申込受付を行い、84名の方に受講していただきました。また、江別市付近で警戒が続いている事もあり、報道機関の取材もありました。
講座は本学の環境共生学類 佐藤喜和教授により「都市周辺に暮らすヒグマの生態と正しい付き合い方」と題し、江別市内で目撃情報が相次いでいるヒグマについての生態や、ヒグマからの身の守り方について講義が行われました。
まず、6月11日に撮影された森林公園内のヒグマの映像を紹介し、活動時間や発見されたフンから何を食べているか、どこから来た個体なのかを解説されました。また、ヒグマに遭遇しない為には、常にヒグマが居る可能性を意識して行動し、明るい道を選び、複数で行動をするようにと話されました。
今や札幌でも身近となったヒグマの存在を認め、ヒグマを誘因するような食べ物や生ごみを放置せず、人にとってもヒグマにとっても良い環境を作っていくことが共生するために必要であり、今後も情報を普及していくことが大切だと話され、講義は終了しました。
次回は、6月30日(日)に「園芸学講座 花の見方・楽しみ方~初夏の百合が原公園で宿根草を楽しもう~」が開催されます。