冬の大沼を科学する。「結氷」の謎を解く環境教育プログラム
掲載日:2026.04.01
氷の下で起きている「化学」を読み解こう。
大沼の冬を教室に。実験、採水、分析で育む、次世代の「科学の目」。
〜七飯町・大沼ラムサール協議会×環境地球化学研究室:湿地保全教育プロジェクト〜
【この活動のポイント】
- 冬の自然を教材に: 「なぜ大沼は凍るのか?」という身近な問いを入り口に、ラムサール条約湿地・大沼の価値を再発見。
- 「体験 ➔ 分析」の黄金サイクル: 氷の上での採水という貴重なフィールド体験と、大学の技術を活かした化学分析をセットで実施。
- 地域と大学の協働: 七飯町や協議会と連携し、地域の宝である大沼を次世代へ守り継ぐ「保全教育」に大きく貢献。
【活動紹介】
「凍る湖」を、一歩踏み込んで理解する
ワカサギ釣りで賑わう冬の大沼。その厚い氷の下では、どのような変化が起きているのでしょうか。環境地球化学研究室では、七飯町や大沼ラムサール協議会とタッグを組み、大沼の自然現象を科学的に解明する環境教育プログラムを継続しています。
化学の力で「結氷」のメカニズムに迫る
プログラムは、実験室でのワクワクする化学実験からスタートします。「氷点」や「水に溶けている物質」が凍り方にどう影響するのか。基礎を理解した後は、白銀の世界へと繰り出し、結氷した大沼の上でサンプリングを行います。自分たちの手で採取した「冬の欠片(水)」を持ち帰り、午後は精密な分析に挑戦します。
「見る・採る・測る・理解する」学びの循環
ただ「きれいだね」で終わらせない。現象を観測し、データを採り、それを分析して論理的に理解する。この研究室ならではの学びの循環は、子どもたちに「科学的な思考」という一生モノの武器を授けます。 大沼という美しい環境を守るためには、まずその仕組みを知ることから始まります。私たちは、大沼を愛する地域の人々と共に、科学の光で自然の価値を照らし続けています。


