北のフィールドが「共育」の教室。浜頓別町で15年続く環境キャンプ
掲載日:2026.04.01
川、湖、湿地、海。大自然が教科書になる。
大学生と小学生が「科学の目」で地域を診る、
15年目の共育プロジェクト。
〜浜頓別町 × 環境教育・環境地球科学研究室:環境キャンプ・地域連携事業〜
【この活動のポイント】
- 15年以上の継続実績: 2009年より北海道・浜頓別町で継続。地域に深く根ざした、大学を代表する環境教育プログラム。
- 「共育」のメカニズム: 大学生が講師役となり、自らの専門知識を小学生へ伝えることで、双方の教育力と理解度を高め合う実践。
- 科学的エビデンスの還元: 遊びで終わらない「環境診断」。得られた調査データは、町の自然保全活動の貴重な資料として活用。
【活動紹介】
「環境を診る力」を、次世代へ手渡す
ラムサール条約湿地「クッチャロ湖」を擁する自然豊かな浜頓別町。私たちはここで、小学4〜6年生を対象とした「環境キャンプ」を長年続けてきました。 このキャンプの舞台は、川から海へと続く流域すべて。学生たちは子どもたちと一緒に泥にまみれ、水を汲み、そこに生きる生命の声を聴くことで、地域の自然の状態を科学的に診断します。
教えることは、二度学ぶこと。「共育」の価値
本キャンプの最大の特徴は、大学生と小学生が共に学び合う「共育」にあります。 大学生は、最新の環境診断技術を習得するだけでなく、それをいかに分かりやすく子供たちに伝えるかを試行錯誤します。大学生の背中を見て、子どもたちは自然への興味を深め、大学生は子供たちの鋭い視点に刺激を受けて成長する。この世代を超えた知のバトンタッチが、本キャンプの誇りです。
地域の未来を守る「科学のデータ」
キャンプで得られた水環境データや生態系の診断結果は、そのまま町の環境教育や自然保全の取り組みに活かされます。 自分たちの住む街の自然が、今どのような状態にあるのか。それを科学的に理解した子どもたちが、やがて地域の未来を守る担い手になっていく。酪農学園大学は、これからも地域と手を取り合い、持続可能な未来に向けた学びの場を創り続けます。


