トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム(ニュージーランド)活動報告 5月
掲載日:2019.06.10
獣医学研究科4年 石川友駿
ニュージーランドで留学をしている石川です。
こちらに来てから2ヶ月が経ちました。
今回は少しばかり実際に行っている活動の紹介をしたいと思います。
私は日本では獣医師の免許を持っていますが、他の国では獣医師の免許を持っていないため、獣医師として働くことは容易ではありません。
そのため、獣医師ではなく獣医師業務の手伝いをしています。
すなわち、他の獣医師がいる中でのみ獣医師業務に関わる事ができます。
麻酔科に滞在していますので、麻酔の業務に関わっています。
動物を寝かせ、手術の管理を行い、痛みの無いように起こすことは日本と変わりません。
ただ大きく違うことは、犬の大きさと、英語で話さなければいけないという点です。
犬の大きさに関してですが、平均20kgぐらいです。
50kgの犬も来ることもあります。ほぼ仔牛と同じような感覚です。
逆に日本では当たり前の3kg程度のチワワ等の麻酔はめったに来ません。
また日本では大きい犬が来ると麻酔をどうするか慎重になりますが、こちらではチワワが来ると慎重になります。国によってだいぶ違いますね。
英語に関してですが、初めの頃は道具一つ一つの名前すらわからなくて大変でした。
ガーゼではなく、スワブと言ったり
インジェクションポートではなくバンと言ったり
理解できないことだらけでしたが、なんとか過ごしています。
また学生に教えることはとても大変であり、自分自身がしっかり理解できていないと英語で説明することはできません。毎日挑戦の連続です。
また実習では犬や牛ではなく羊を使っており、ニュージーランドらしいところもあります。
コミュニケーションの面ではまだまだですが英語力と知識を増やしながら、これからも頑張っていこうと思います。