海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)2025年12月 久保田匠さん

掲載日:2026.01.20

酪農研究科 修士課程1年 久保田 匠(循環農学類(2024年3月卒))

12月上旬は、これまでの学びを形にするビジネスプランの発表準備に追われました。10月にデイビスに来てからアグリビジネスを学び始めましたが、最終的には自分なりにアイデアを出しプランを練り、経費の計算まで行えるほど実践的なスキルを習得できたことに、確かな手応えを感じています。 それと並行して、帰国に向けた準備も進めました。帰国時の荷物超過を避けるために日本へ荷物を送るなど、11月以上に慌ただしくも充実した日々を過ごしました。そして、お世話になったホストファミリーとの別れを惜しみつつ、デイビスでの修了式を無事に終えました。
研修の締めくくりとして、1週間の最終旅行に出かけました。 まずは、アイダホの牧場にいた頃から念願だった「NFR(ナショナル・ファイナルズ・ロデオ)」を観戦するため、ラスベガスへ向かいました。カウボーイハットを被って観戦したNFRは、全米から集まったトップクラスのカウボーイたちが競い合う熱狂的な空間で、チケット代以上の価値がある最高の思い出となりました。また、グランドキャニオンやアンテロープキャニオンの絶景にも心を奪われました。

海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)2025年12月 久保田匠さん

ラスベガスのNFRの様子

海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)2025年12月 久保田匠さん

ローワーアンテロープキャニオン

その後アラスカのフェアバンクスでオーロラを鑑賞し、シアトルの日本総領事館での修了式に臨みました。帰国当日、手荷物を預けた直後にフライトがキャンセルされ、急遽帰国が1日延期になるというハプニングもありましたが、今ではそれも良い思い出です。

海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)2025年12月 久保田匠さん

空から見たアラスカの様子

海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)2025年12月 久保田匠さん

シアトルの有名なステーキ店でアメリカラストのごはんを食べました

海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)2025年12月 久保田匠さん

時間があったのでシアトルの航空博物館へ

海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)2025年12月 久保田匠さん

シアトルのアマゾンの本社

この18ヶ月間のアメリカ生活は、決して楽なことばかりではありませんでした。言語や文化の壁、そして日本とは全く異なる農業の規模や考え方に戸惑うことも多々ありました。 特に、建物も見当たらないような大自然の中、携帯の電波も届かない環境で、翻訳機に頼らず自分の知識だけでコミュニケーションを取らなければならなかった経験は、今思えば自分を大きく成長させてくれたと感じます。周囲のサポートのおかげで、当初は「きつい」と感じていた環境も、最後には心から楽しむことができました。
実際に現地に飛び込み、その土地の空気に触れ、現地の人々と共に作業をすることは、オンラインでは決して得られない貴重な財産だと思います。 お金や英語力への不安はあるかもしれませんが、一歩踏み出してみることで、物事の見方や考え方が大きく変わり、将来の選択肢が広がります。「まずは経験してみること」の大切さを、私はこの研修で学びました。海外へのハードルが下がった今、この経験を糧に、今後も国内外の様々な場所へ足を運び、自分の将来に活かしていきたいと考えています。この報告書を読んでいただいてる方の中でもし海外に興味があるなら、大学の国際交流課に相談するなどの手伝いを求めてからぜひ恐れずに一度、現地へ行ってみてください。きっといい経験が得れると思います。最後になりますが、私の研修を手助けし見守ってくださった方々に心より感謝申し上げます。