アメリカ・パデュー大学 研修報告 2025年8月 髙橋紅愛さん

掲載日:2025.10.03

 

 

獣医保健看護学類4年 髙橋紅愛(Kurea Takahashi)

 

8月2日から8月16日にかけての2週間でPURDUE大学の研修に参加しました。私がこの研修に参加したのは動物看護師としての視野を広げるため、アメリカの現場を見て日本との違いを学びたいと考えたからです。

平日は7:20頃にバスに乗り大学の動物病院へ向かい、17:00頃まで各診療科の見学・実習をさせていただきました。休日や実習プログラム終了後は様々なアクティビティを楽しみました。現地の学生もサポートしてくださり英語でコミュニケーションを取ることができました。

実習では2日間ずつ合計5つの診療科を見学・実習させていただきました。どの診療科でもアメリカと日本でのVTと獣医師の働き方の違いに驚きました。獣医師は自身にしかできない診察・診断と手術を基本的に行っており、他はVT中心に行っている印象でした。画像検査の場面では機械の設定、動物の鎮静、保定、覚醒、画像の撮影までVTのみで行っていました。獣医師は撮影した画像の確認をし、取り直しの必要があるか指示をだしていました。VTと獣医師の信頼関係がしっかりとあるからこその働き方だと感じました。また、獣医学生にVTが教えている場面も多数あり、職域が広い分より深く幅広い知識が必要であるのだと感じました。学生が自分で考えVTや担当の獣医師の先生に確認して自分で処置をするというスタイルで、こういった働いてから実際に行うことを学生のうちからできるというのはとても良いと思いました。英語に関しては英語で意思疎通をしなければならないということが英語が苦手な自分にとってとても大きな壁のように感じていましたが、多くの方が私が英語が苦手であることを理解し何とかくみ取ってくれようとしてくれたので、研修前よりも英語を話す抵抗感は無くなりました。

アメリカでのVTの働き方と日本での動物看護師の働き方は求められていることの違いもあり大きく異なり驚くことが多くありました。アメリカのVTのような働き方はできずとも獣医師に信頼される動物看護師になれるよう獣医師へのリスペクトを忘れずに日々勉強していきたいと考えています。また、今まで英語の苦手意識が強かったのですが、今後は英語でコミュニケーションもとれるように少しずつ勉強していきたいと思います。

アメリカ・パデュー大学 研修報告 2025年8月 髙橋紅愛さん

PURDUE大学動物病院のエントランス