アメリカ・パデュー大学 研修報告 2025年8月 菊池梓沙さん
掲載日:2025.10.03
獣医保健看護学類 4 年 菊池梓沙(Azusa Kikuchi)
〈概要〉私は8月2日から8月18日までの約2週間、アメリカのインディアナ州にあるパデュー大学の動物病院でアメリカの獣医療を学ぶとともに、動物病院でのチーム医療のあり方について学ぶ研修に参加しました。
〈活動内容〉私たちは平日の10日間、朝8時から17時まで希望した科で2日間ずつ、合計5か所の診療科で実習をしました。パデュー大学では獣医学生が中心となって診療を行い動物看護師も問診から採血や膀胱穿刺などの技術職が与えられチーム医療として各診療科が協力しながら効率の良い治療をしていました。私が驚いたことは動物看護師の中でも、(Veterinary Technician)と呼ばれる方たちは獣医学生に内視鏡の使い方を指導していたことです。私は実習中、保定の補助や器具の準備・片付け、掃除を手伝いながら気になることに対して質問を積極的に行い、一日の診療の流れや動物看護師がどのような仕事を行っているかを間近で学ぶことができました。
〈その他〉平日の実習終わりには大学構内にあるボウリング場で遊んだり、斧投げという遊びを体験することが出来ました。また土日はインディアナ州で行われている大きい農業祭に参加して牛、馬、うさぎなど沢山の動物を見ることが出来ました。動物園にも行って動物園の動物病院も特別に見学することが出来ました。日本では中々見ることができないハイエナやタスマニアデビルも見ることが出来て、とても楽しい思い出になりました。今回の研修に北里大学の獣医学部の方も一緒にシェアハウスしながら参加していた為、新しい交友関係も作ることができとても充実しました。
〈感想〉私は今回初めての海外で自身の英語力がとても心配でしたが、実際に研修を通して英語を話すことが徐々に抵抗感がなくなり質問もより積極的にすることが出来ました。そして、1日の実習のなかでどれだけ積極的に行動できるかがとても大事だということを学ぶことが出来ました。また、私が留学した理由の一つとして日本との違いを知りたいという気持ちがありました。実際に見て働き方や動物看護師の仕事の幅、獣医師との信頼関係など違いや共通点を見つけることが出来ました。研修では様々な診療科でここには書ききれない程、貴重な経験をすることが出来ました。私はこの経験を通して、自分の理想の動物看護師になることが出来るようにこれから沢山の努力をしていきたいです。