アルバータ大学IVSP報告書(2024年2月)
掲載日:2024.10.30
農食環境学群 食と健康学類 管理栄養士コース 4年 髙橋 志穂(Shiho Takahashi)
留学を始めてからちょうど半年となりました。2月は1月のような-40℃という気温になる日はありませんでしたが、まだ冬の寒さは続きあまり外に出ず部屋に引きこもるか寮直結の図書館に行き勉強するかという日々でした。時々出かけた際にはロッキー山脈のジャスパー国立公園に日帰りで行ったり、カーリングに行ったり、映画館に行くなどしました。
2月6日にはWinter Term最初のMidterm exam(中間試験)第1回目がありました。私の受講した「Introduction to Food Science and Technology」という授業は現地の学生と共に受講し全て英語で行われるため、私にとって難易度の高いものでした。酪農学園大学で1~3年生の時に学んだ食品関連の授業数個がこの授業に詰め込まれたような感じがし、食品そのものに関わる食品学や食品加工学、衛生面に関わる微生物学などを広く浅く英語で学ぶことができたと思います。今回の試験の問題形式は選択30題ほどとShort Answer5問 とLong Answer3問ほどでした。英語の授業ということで、ノートのまとめ方や勉強方法をどのようにするかをなかなか決められず、試験範囲をしっかりと勉強できず試験当日を迎えてしまいました。試験の教室が普段の講義している教室で、問題用紙を置くスペースがないほど机が小さく戸惑ったり解き直し時間が少なくなったりはありましたが、なんとか乗り越え選択問題は70%以上、記述問題を含めても60%以上取ることができました。平均より少し多く点数をとれて嬉しかったです。
中間試験の2日後に、International Student向けのイベントであったカーリングに参加しました。日本人の参加者は私のみだったため、英語でたくさん話す機会となり良かったです。
さらに、カーリングと同じ主催の「ペイント・ナイト」というイベントにも参加しました。ある1枚のイラストを4人グループで1人1/4を描き、最後につなぎ合わせるというものでした。私はあまりイラストが得意ではありませんが、思っていたより楽しく上手く描けたような気がし、他の参加者からも褒められ嬉しかったです。
2月で最も感動したのは冬のロッキー山脈のジャスパー国立公園のMaligne Canyonでした。10月に行ったときは流れていた滝や川がカチンと凍っていました。そこでアイスクライミングをする人もおり、季節が変わるとがらっと変わる大自然の光景に感激しました。
また、日本語を勉強している友人から、映画やゲーム、猫カフェに誘われ一緒に行ったのも良い思い出です。「鬼滅の刃 柱稽古編(英:To the HASHIRA TRAINING)」やジブリの「君たちはどう生きるか(英語:The BOY and the HERON)」がカナダでも見ることができ、日本のアニメは本当に世界的に人気なのだなと実感しました。
最後に、2月28日に行われた「北海道アルバータ酪農科学技術交流協会 創立50周年記念式典・祝賀会」に現地からの報告としてオンライン参加しました。この協会がなければ私はアルバータ大学に留学に来る選択肢はなかったと思うので、本当に感謝しています。カナダで過ごしたくさんの経験をすることができ、国際交流課の方や留学させてくれた両親、がんばってねと言ってくれた友人、相談に快く乗ってくれる知人たち、アルバータ大学で知合い気さくに話してくれる友人に感謝の気持ちでいっぱいです。