海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)6月 久保田匠さん
掲載日:2024.07.05
酪農研究科 修士課程1年 久保田 匠(循環農学類(2024年3月卒))
6月22日に飛行機に乗り、ついにアメリカにやってきました。8月中旬までの間、Big Bend Community Collegeで過ごし、体力づくりや筋トレをしながら、英語やスペイン語、そしてアメリカの農業について学ぶ予定です。その期間中には、派遣先の農場を確定させることや、ソーシャルセキュリティーナンバーを取得する手続きも行います。
羽田空港からシアトルのタコマ空港に向かい、そこからバスで約3時間移動して大学に到着しました。初めて空港に着いた時、大学生の頃にオハイオ州のFindlay大学に3週間交換留学していた経験もあり、アメリカに戻ってきたことに喜びを感じました。バスの中で食べたマクドナルドのビッグマックや、次の日に訪れたWalmartでの買い物も、アメリカらしさを再確認することができました。
授業では、大学内の施設の使い方やルールについての説明があり、英語のクラス分けテストも行いました。英語の授業を通じて、日本の教科書に載っている英語だけにとらわれない方が、英語学習は楽しいなと感じました。スペイン語の授業では、先生が用意したテキストを使い、挨拶や数字などの基本的な単語を学び始めました。スペイン語は英語よりもアルファベットの発音がそのままで理解しやすい言語だと思いました。まずは単語の量を増やしていきたいです。
農業の授業では、日本とアメリカの農業の違いについて学びました。金曜日には牧場や乳製品工場を見学するフィールドトリップがありました。アメリカでは牛乳の容器が紙パックではなくプラスチックで作られていることに驚きました。牧場では農場の方からの説明を受けながら、搾乳施設などを見学することができました。乳価が低いため、自家製飼料を作り、人間用の作物を販売することで利益を確保しているという話も聞きました。
休日には地域のファーマーズマーケットに行き、どんな商品が売られているのかを観察しつつ、地域の住民と交流をしながら買い物を楽しむことができました。
これからの2か月を有意義に過ごすために、まずは体調管理に気をつけながら英語力を向上させたいと思います。来月は独立記念日などのイベントもあるので楽しみです。