海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)6月 広井千紗都さん

掲載日:2024.07.08

循環農学類(2024年3月卒)広井 千紗都

 2か月間の静岡県での国内実習も終わり、待機期間を経て、6月22日に渡米しました。初めての長時間のフライトになりましたが、飛行機で過ごす時間はこれから始まるアメリカ生活への不安とそれを超える大きな楽しみで胸がいっぱいでした。

 アメリカSEATAC空港に到着したのは6月22日の午前です。6月22日を2回も経験したので不思議な気持ちでした。空港からはバスに乗り換えて受け入れ機関のBig Bend Community Collegeに向かいます。時差ボケでほとんど寝てしまったのですが、バスの窓から見える景色は北海道で見てきた景色よりも広大なものでした。アメリカは右車線なので違和感はありましたが、それを含めてアメリカに来たという実感がわきました。

 大学では、まず施設案内やルールの説明がありました。最初の1週間はオリエンテーションでしたが、次の週からは英語やスペイン語、農業文化、体育を学びます。配属される農場はメキシカンの方が働いているところがほとんどなのでスペイン語の授業は大切です。英語とは違うため戸惑うところもありますが、先生と一緒に楽しく授業が受けられています。また、すべて英語の授業なので聞き取ることに必死ですが、とても充実した毎日を送っています。毎週金曜日はField Tripで農場見学など学外実習を行います。最初のField Tripは乳製品工場とその工場で使われている牛乳を生産している牧場に行きました。とても大きな牧場でしたが、久しぶりに見る乳牛を見てほっとしました。

 大学や寮生活の中で様々な人たちと話す機会があるのですが、そのたびに自分の英語力のなさを痛感しています。また、アメリカについてから1週間ほど体調を崩してしまいまともに食事がとれない状況が続いてしまったので自分の体調管理もきちんとしながらこれから2か月間いろいろな人たちと会話をして2か月後には日常会話ができることを目標に努力をしていきたいです。

海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)6月 広井千紗都さん

授業後に大学にある飛行機場の見学をしました