海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)5月 久保田匠さん

掲載日:2024.06.17

酪農研究科 修士課程1年 久保田 匠(循環農学類(2024年3月卒))

私は先月に引き続き渡米前の国内研修を行いました。先月に比べて日中の気温が上がっているなと感じながら、研修を行わせていただきました。先月よりも教えていただいたので今月はできるようになったことが増えてきたので、少しは役に立つことができるように作業の「スピードと質」を意識して動きました。

だんだんと体力がついてきたのか、今作業をしていることを伝えたいときに英語で何と言えばいいのだろうかと時々考えることができるようになってきました。まずは自分でどのように表現すれば伝わるかを考えましたが、休憩時間にネットで調べてもわからないときは、仕事終わりなどの時間に社長に相談していました。また、その日のうちに解決しておくことで、少しでも英単語を覚えられるようにしました。

今月も牛の市場へお手伝いをするとともに、見学をさせていただきました。音更にある家畜市場へ牛を出荷するのは月に1回あります。前日までに準備できることは終わらせて、当日は市場でセリが始まる時間に間に合うように、朝の4時過ぎから作業を開始します。牛に怪我をさせないように安全にレーンへ追い込み、体重測定などの出荷に必要な準備を行い、家畜車(トラック)へ積み込みます。出荷する頭数はその月・牧場や出荷先の市場によって変わりますが、私の研修先の牧場では約100頭を音更の市場へ出荷しています。当日は無事に家畜車へ牛を積み込んだ後、急いで着替えて市場へ向かいました。牛を車から降ろして待機場所に連れていくことや、セリが行われている会場へ牛を連れていくことなどを手伝わせていただきました。やってみた感想としては、ある程度育った牛は力が強く、牛にロープがついているのにも関わらず逃げられそうになることが何度もありました。そこで、周りの人がどのように牛を導いているのかをよく観察してみると、少しは自分の思うように牛を導くことができるようになりました。しかし、まだまだパワーや周りの上手な人々の観察が必要だなと強く感じました。

海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)5月 久保田匠さん

市場の外観

海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)5月 久保田匠さん

ジャージー牛でBBQ

国内での研修が終わる日が近づくにつれて、最初は正直きついなと思いましたが、あっという間に日々が過ぎたなと思いました。6月末にアメリカに行くにあたって、いろいろと体力などの課題や知識不足を確認することができたので、友達や家族と過ごしながらゆっくりと休みつつ準備を行いたいと思います。

今までの留学報告 2024年4月