海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)4月 久保田匠さん

掲載日:2024.05.29

酪農研究科 酪農学専攻 修士課程 久保田匠(Sho Kubota)

アメリカに行き農場で働くため、4月から過去に渡米経験のある先輩の牧場で渡米前研修が始まりました。幸運なことに、その牧場の社長は私と同じ酪農学園大学の卒業生です。牧場は北海道の帯広に近いトムラウシという自然豊かな場所にあります。4月初めは少し肌寒く感じましたが、雪解けが進み、緑が見えるようになり、春を感じることができるようになりました。

海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)4月 久保田匠さん

実際に研修が始まってみると、最初に感じたのは「体力不足」でした。中学から陸上をやっていたので少しは体力があるかなと思っていましたが、部屋に戻るとすぐに眠ってしまいそうな日々が続きました。加えて自炊をしながら、英語の勉強もしなければなりません。現在でも大変だなと思いながら、この経験は今後の自分のためになると考えて、私なりにこの状況を楽しんで過ごしています。また、牧場で従業員のように1日中働くのは初めての経験であり、悩むことやわからないことも多くありますが、自ら行動を起こせば周りの人々も動いてくれることを学ぶことができました。今ではすぐに報告・連絡・相談をしています。他にも、牧場で大切にされていることや作業の目的を意識しながら、他の人の動きを観察してみると、なぜそのような動きをしているのかが少し見えてきたような気がします。

BBQや山菜取り、ミーティングでの仕事の話をしながらの食事など、たくさんのイベントがあり、楽しい時間を過ごすことができています。地域全体でのイベントも多くあり、たくさんの人と交流する貴重な時間を過ごすことができました。また、周りにはたくさんの牧場があるので、そこの従業員と話をすることもでき、トムラウシに住む海外の方にも英会話の練習の相手をしていただいたりと、とても有意義な時間を過ごすことができました。

今後は、少しでも皆の役立てるようにより作業のスピードと質を上げることができるように努力をしていきたいと思います。そのために、自分なりに様々な工夫しながら、さらにたくさんのことを学んでいきたいと思います。また、英語の勉強も続けつつ、今後もたくさんのイベントがあるので、多くの人と交流して、この短い研修期間を有意義に過ごしたいと思います。