カナダ・アルバータ大学派遣留学報告(1月)

掲載日:2019.02.12

永谷 万里菜

1月が終わりカナダは本格的に寒くなって来ました。初めて海外で年越しをしました。カナダの年越しは日本と違い特に特別なことはありません。友達と一緒に年越しを過ごしました。あっという間に1月も終わってしまいました。1日が日本にいた時の3倍は早く過ぎるように感じます。さっき学校から帰って来たと思ったらもう次の日になってしまいます。去年の今頃はまだ大学卒業前でカナダに行く準備などでバタバタしていたのをすごく懐かしく思います。カナダに来て2019年を迎え、この一年を私にとってどのような年にするべきなのか考える日々です。カナダで出会った人たちともうそろそろ簡単に会えなくなってしまうと思うとすごく悲しいです。

それを想像するとまだここに残りたいなとも思ってしまいます。しかし、将来の目標を達成するにはそろそろ次のステップを考えないといけないと思っています。2019年も2018年のように私にとって新しい変化の年にしたいです。1月は変にたくさん考えすぎてしまい、自分のベストを尽くせなかったので切り替えて残りの時間を後悔しないように使いたいです。クラスもアカデミックコースに変わり私には難しいですが新しく学ぶことはたくさんあります。毎日本当に時間が足りないです。自分のやりたいこと、考えたいこと、友達とやりたいこと、学校のこと、どうやってみんなが今まで時間をやりくりして予定を組んでいたのか不思議です。

年が明け、最近はよくアラビック系の国の友達と遊ぶことが増えました。宗教や文化について教えてもらいました。ムスリムの人たちが多いのですが、文化の違いに驚くばかりです。特に驚いたのは結婚についてです。国によって違いはあると思いますが、親や家柄などが重要になることが多く、ただ好きなだけでは結婚は難しいそうです。日本やカナダはとっても自由なんだよと教えてもらいました。他の友達はカナダのビザを取ることがとても難しいと教えてくれました。日本人は基本どこの国にも行きやすく、短い旅行であればビザもいりません。これがとても素晴らしいことなんだと思いました。なぜなら、私たちは他の人よりもチャンスを持っているからです。グローバル化した今でも国によっては近いようで遠いのかなと感じました。そして、1日の経済や政治の変化で明日が簡単に変わってしまうんだなと感じました。同じ毎日を想像して将来の計画を立てられる日本は本当にすごいんだなと思いました。

小さい時は日本人と結婚するのが夢だったと聞いて、それだけ私たちのおじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん世代が守って来た日本のブランドは素晴らしいものだと思いました。私たちの世代はそのブランドを守るだけでなく、さらに素晴らしいものにできるのだろうかと思いました。カナダにいる世界各地から来ている人は夢を持っていて、それを実現させようと熱をもっています。そんなキラキラした人に負けないように、10年後、20年後も「どこから来たの」と聞かれて、「日本」と答えたら、「いいね」と言われ続けられるように、それに貢献できる一人になりたいなと思いました。

カナダ・アルバータ大学派遣留学報告(1月)
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