フィンドレー大学ベケット奨学生報告書:3月
掲載日:2024.05.24
循環農学類3年 川瀬 千尋(Chihiro Kawase)
皆さんこんにちは。アメリカ合衆国Findlay大学での留学もあと2カ月となり、季節もすっかり春のうららかな装いになりつつあります。
さて、今月はInternational nightという私たち留学生にとって欠かせないイベントがありました。International nightは、こちらで勉強している留学生の国の文化について知ってもらうというのが主な目的です。この行事はFindlayでも約2000人の来場者が来られる大きなイベントの1つになっています。日本からは食べ物、クラフトのブース、踊り、そしてバンドを出しました。一か国約200人から400人分の食事を準備しすべて手作りしました。私たちの料理は味噌汁、焼きおにぎり、日本茶、そしてみたらし団子を準備しました。日本人全員で制作しましたが完成までに約5~6時間かかりました。私は料理のリーダーとして取りまとめをしていましたが時間通り何とか間に合い、開催前にはすでにくたくたになっていました。ですが多くの学生や地域の方が来場してくださり私たちが用意した分すべて完売することができ、私たちの料理を喜んで食べてくださっているのを観て私たちもとてもうれしい気持ちになりました。また、用意したステージパフォーマンスのバンドとオタ芸はとても好評でした。この日のために1ヶ月前から準備していたので喜んでもらえてうれしかったです。他にも他国の留学生のパフォーマンスや料理を楽しみ、異国の文化に触れ国際理解に近づいた瞬間になったと思います。
今月は春になる手前ということもありハリケーンがたびたびやってきました。14日には学校の近くをハリケーンが通り初めてシェルターに2時間ほど入り待機しました。風の勢いも強く台風とは違った勢いで人生初の体験でした。
24日には来月にある皆既日食の子供たち向けの学習イベントがMazzer Misaimで行われ私はボランティアとして参加しました。日曜日ということもあり、多くの家族が来場され私たちのブースも喜んでもらえてうれしかったです。
25日にはHOLIというイベントが大学で開かれました。このイベントはインド出身の留学生が中心となって春がやってきたことをお祝いするインドのヒンドゥー教のお祭りです。この日はヒンドゥー教にとって幸せを意味する日らしくこの幸せを白色の服にカラフルなチョークの粉を体全身に浴び、春色に染まるという独特な伝統的な日のうちの一つらしいです。私もこのイベントに友達と参加し体中カラフルな色になりました。ですがとても楽しい体験となりました。また同日に行われたイスラム教のラマダンを体験しイスラム教の食事を友達と共に食べました。ラマダンは日の入りから日の出までの間、水を飲まず一切の食事を取らないといイスラム教にある断食に近い1ヶ月間の事を指します。私も実際に3時間だけですが体験してみてラマダンの難しさを感じました。
29日から4月1日にかけてキリスト教のGood Frydayとイースターが重なり学校もお休みになり金曜日から月曜日までの4日間は友達と伝統的なイースターを楽しみつつ休日を過ごしました。29日金曜日はキリスト教のGood Frydayでキリストが亡くなった日ということもあり学生のほとんどは学校の教会に行きお祈りをします。私たちは教会のお祈りの後にイースターの歴史について、アメリカ伝統のお祝いについて教会の牧師さんと討論し実際にエッグハンティングを楽しみました。30日にはコロンバスまでお出かけし友達と共に過ごしました。昼食前に出かけ朝食をコロンバスの韓国料理屋さんでご飯を食べ、その後コロンバスにあるボードゲームカフェで世界中のボードゲームを楽しみました。
来月はFindlay大学で過ごす最後の月間なので1日1日を大切に過ごしていきたいです。また、来月にはイースターと共に皆既日食がやってくるのでとても楽しみです。では皆さんまた来月お会いしましょう。