2023年度 タイ・カセサート大学単位互換プログラム 12月報告書(葉山さん)
掲載日:2024.03.22
タイ・カセサート大学単位互換プログラム報告書(12月分)
獣医学群獣医学類5年 葉山悠希奈 (Yukina Hayama)
前回に引き続き、週ごとの授業の説明をしていきつつ、今回はタイの食べ物について紹介していきたいと思います。
十一週目の授業は、surgery(手術)でした。
去勢や避妊から、脊髄の手術まで色々な症例の手術を見ることができました。週によって見られる手術は違いますが、OPDで眼科を担当していた先生が、手術をしているので眼科の手術も見る事ができました。手伝いで気管挿管や縫合をやらせてもらえるのですが、とても緊張して上手くいきませんでした。院長の外科の先生がいるのですが、たまにふざけるので全てを信じてはいけないです。日本では外科の手術をあまり見た事がなかったので、とても興味深く、先生も手術方法から手術後のお世話の方法まで全て教えてくれるので勉強になりました。
IPDとは違い、24時間のお世話が必要な子が入院しています。24時間の世話が必要なので急に容体が悪くなる子がいたりして、先生はとても忙しそうでした。質問するタイミングを計るのが難しかったのですが、包帯を巻かせてもらえたり、傷口の消毒をやらせてもらえたりしました。私の週では血糖値の問題を抱えている子が多くて、2時間おきに血糖値を測るので、先生が忙しい時は看護師の方と一緒に血糖値を測ったりしていました。
真菌症の子の治療も見させてもらいました。私は真菌症の治療を教科書でしか聞いた事がなかったので、興味深かったです。
入院している子のカルテはとても分厚くて、全てを聞いて全てを理解するのは、一週間という期間では難しかったのですが、気になる子のカルテは全て見せてくれて、説明もしてくれるのでとても勉強になりました。
次に、タイの食べ物について説明します。
私は辛いのが苦手で、なぜタイに来たという感じなのですが、タイでは『マイペ』と言うと、辛くなくしてくれたり、辛い料理の時は店員さんが辛いのは平気かと英語で聞いてくれたりするので、Little spicyと言って辛いのを回避していました。ただ辛くなくしてくれると言っても辛い時はあるので、たまに辛すぎると感じる時もあったのですが、食べられないほど辛い時はありませんでした。レストランには辛さを増やすスパイスが置かれていて、試している子もいたのですが、私は試せませんでした。
・カオマンガイ
1枚目はカセサート大学内にあるお店のカオマンガイで、タレが自分でかけ放題でとても美味しいのでオススメです。
2枚目は300バーツと高いのですが、今まで食べたカオマンガイの中で一番美味しかったです。
・ガパオライス
・トム・カー・ガイ
根菜とハーブと鶏肉をココナッツと一緒に茹でた食べ物なのですが、辛くないので食べやすいです
・バミー
これは、アヒルのお肉が上に乗っているのですが、まずこのめんがとても美味しいので、オススメです。オススメのお店はバンコクのカセサート大学の近くのお店です。
・カオソイ
1枚目はカンペンセンキャンパスの近くにあるカオソイのお店で、私たちが気に入りすぎて、フェアウェルパーティーでも出してくれました。
2枚目はフアヒンで見つけたお店のカオソイで、ソーセージが乗ったカオソイもあって食べてみたかったのですが、やっている日が合わなくてダメでした。ですが、比較できないくらいどちらも美味しかったです。
フアヒンでの過ごし方
フアヒンでの授業は大変で授業後に何処かに行く元気はないのですが、金曜日は病院自体が午前中で終わりなので、寮の近くのビーチに行ったり、観光地なのでレストランが多いのでご飯を食べに行ったりしていました。また、金曜日・土曜日・日曜日の3日間だけやるマーケットが近くにあるので行ったり、先生たちに近くのデパートに連れて行ってもらったりしていました。
フアヒンには少し遠いのですが、サファリワールドがあり、象のショーでは象にまたがれる経験ができたり、チケットのプランに象乗りを加えれば象に乗れたり、ワニのショーやコブラのショーを見ることができました。
ワニとコブラのショーは飼育員さんが噛まれそうで安心して見る事ができず、心臓が痛かったです。
タイでの3ヶ月の生活を通して、この留学に参加した目的だった観賞魚やエキゾチックの医療に関する知識が増えたので、日本で自分の将来の勉強に活かせるようにしたいと思いました。日本では経験できないような体験を沢山させてもらったり、タイの文化に触れたりして、この3ヶ月の中で自分も成長できた気がしました。また、3ヶ月の生活の中で、私の日本の獣医療に対する知識不足が身に染みて分かりました。日本で勉強できることはまだまだたくさんあるので勉強を怠らないようにしようと思いました。タイの子達は勉強と遊びのメリハリがしっかりできていて、真似したいなと思う部分が沢山ありました。また、みんなが英語を喋れて、私の拙い英語も理解して、わかるまで説明してくれるので、感謝しかありません。私もタイの子たちが日本に来たら、タイの子たちが私たちにしてくれたように接する事が出来るかはわかりませんが、出来る限り手伝えることは手伝いたいと思いました。