フィンドレー大学ベケット奨学生報告書:4月
掲載日:2023.05.19
みなさんこんにちは。獣医学類2年の加藤みゆなです。
フィンドレーでの生活も残り1ヶ月を切ってしまいました。日本に帰って美味しい日本食を食べることが楽しみな気持ちもありますが、ここを離れるのはかなり寂しいです。
今月は小テストに期末試験、イベントで大忙しの月でした。まずは写真と共に今月の授業の様子を振り返りたいと思います。
先ほど述べたように、大学では毎週何かしらの小テストや試験、そして4月の最後の週には期末試験と戦っていました。試験の形式などは先生によって様々異なります。Equine handlingでは選択問題と筆記問題の組み合わせ、Physiology of reproduction and growthでは筆記がメインで図を使って部位を答える問題が少し、Basic chemistryは全て選択問題、そしてBasic chemistry lab は選択問題と短文で答えるものが出題されました。また、Equine handlingでは筆記試験だけでなく、馬に手綱をつけることと、採血を行う実技試験も行われました。今まで先生の助けなく採血を成功させることができなかったのですが、試験の時には一発で成功させることができたため、大変嬉しかったです。また、Physiology of reproduction and growthの最後のbarn dutyでは羊の採血を行いました。こちらもとても緊張しましたが、馬の採血で行ったことを思い出しながら行った結果、無事サンプルをとることができたので安心しました。communicationの授業ではテストではなく、課題として今月は二つのスピーチを発表しました。発表の2日前にやっと原稿書き始めたけれどもトピックの意味がわからず焦り、困り果てていた際に助けてくれた友達には感謝してもしきれません。勉強や最終課題は大変でしたが、乗り越えた今となっては糧になったのではないかと思います。
次にイベントについて振り返りたいと思います。
4月7日から10日はEaster Breakでした。ありがたいことに、今回の休暇は友達の家でホームステイをさせてもらいました。Easterとはキリスト教徒がイエス・キリストの復活を祝う祭であり、至る所でウサギや卵が飾られています。写真を交えながらそのお様子をご紹介します。
初めてゴルフのグラブを握って素振りに挑戦しました。かなり難しかったです。友達の家族がみている前でボールではなく土を抉って庭に穴を開けてしまった時は恥ずかしかったですが、大笑いしている友達とその家族を見ているとなんだか楽しくなってきてみんなで大笑いしたのは良い思い出です。
4月15日には友達が幹部をしているbird watching clubのイベントに参加をしました。大学から15分ほどのところにある大学が所有している敷地に鳥を見に行きました。大学の敷地内でよく見られるRobinを含め、brown headed cow birdやorioleなど様々な鳥を見ることができました。良いカメラがなかったので鳥の写真を撮ることができなかったのは残念でしたが、とても良い経験ができたと感じています。
その直後にはコスタリカに行ったメンバーで集まり、cook outをしました。久しぶりに、また帰国前にみんなと会うことができてとても嬉しかったです。バーベキューも絶品でした。コスタリカへの引率、そして今回の集まりを企画してくれた大学の教員には感謝の気持ちでいっぱいです。
4月28日にはfarewell partyが行われました。帰国する日本人留学生は英語でスピーチを行い、これまでの留学経験で学んだことや感じたことなどを発表しました。本当に時間があっという間でまだまだ帰る実感が湧いていない中スピーチをするのはとても不思議な感覚でした。(この報告書を書いている今でも日本に帰り、フィンドレーを離れるんだという実感が全くありません。)ともに9ヶ月間を過ごした留学仲間がこの経験を通して培ったこと、学んだことなどを聞いていてとても誇らしかったです。個人的にはテストや最終課題に追われていたこと、話したいことがたくさんありすぎてまとまらないまま原稿を書いてしまったこと、練習する時間を取ることが全くできなかったため、満足いく仕上がりにはできなかったことが悔やしかったです。(次にフィンドレーに留学する子には早め早めに課題を終わらせておくことを強くお勧めします!)しかし、自分がお別れをしたい人たちと時間を過ごすことができたのでよかったのではないかと感じています。
なんと報告書を書くのも次で最後になってしまいました。本当にあっという間でとても驚いています。
最後の報告書、気合を入れて書いていきたいと思うので最終回もお楽しみに!
それではまた来月お会いしましょう!