タイ・カセサート大学短期研修プログラム帰国後報告書

獣医学群獣医学類5年　佐々木碧子 (Riko Sasaki)

みなさんこんにちは。獣医学類5年佐々木碧子です。
タイ・カセサート大学に2週間(2/23～3/9)留学していた時に学んだこと、感じたことをご報告いたします。
タイに到着して始めの1週間(2/23～3/3)はKamphaeng saen Campus、次の週(3/4～3/9)からはBangkhen Campusで過ごしました。

授業内容は以下の5つでした。
・Large Animals
・Aquatic Medicine
・Animal Disease Laboratory Department of Kamphaeng Saen
・Exotic Clinic
・Clinical Pathology for small animal

その中でも、私が1番印象に残った授業であるExotic Clinic内の象の診療について紹介をさせていただきます。
象の診療はElephant Clinicで行われていました。そこでは、1頭の象がパピローマウイルス由来の腫瘍の治療のため入院していました。Dr. Supaphen に治療内容・経過を説明していただいた後、実際に外科手術痕の消毒・ビタミン剤の経口投与を行いました。先生によると、この病気は象では稀だそうです。また、術後の経過は良好で、数日後に退院予定のことでした。

週末はアユタヤやバンコクに観光に行きました。
アユタヤでは、カセサート大学の学生と一緒に3つの寺院、Wat Panang Tune・Wat Phra Si Sampet・Wat Chai Watthanaramを訪問しました。寺院を訪問することでタイの歴史や文化に触れることができ勉強になりました。
バンコクでは、Chatuchak Weekend MarketやICON SIAMでショッピングを楽しみました。どちらも、海外旅行を楽しんでいる人々で賑わっていました。タイらしいお土産を買うことができ、とても充実した時間でした。

これからタイへの留学を考えている方におすすめしたいことがあります。それは、今回私が参加した2週間の短期留学プログラムではなく、3か月の単位互換プログラムに参加することです。私が留学に参加する目的として狂犬病や口蹄疫に疾患し、発病している動物を実際に見ることを掲げていました。ですが、留学期間が短かったためその機会はありませんでした。そのため、もし、日本ではみられない感染症について学習したいのであれば長期間の留学を強くおすすめします。
最後に、今回の留学に関わってくださった全ての方々に感謝を申し上げます。タイに行く前は語学力・知識の無さ、初めて長期間海外に滞在するという点で大変不安でした。それでも、楽しく、充実した2週間を過ごせたのは先生方、国際交流課のスタッフの皆さん、友達のおかげだと考えています。ありがとうございました。