海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)12月 植野耕史さん
掲載日:2022.01.06
海外農業研修
循環農学類(2020卒) 植野耕史(Yasufumi Ueno)
アメリカも日本より少し遅く年越しを迎えました。新型コロナウイルスの世界的流行の中、異国の環境に身を置き、新しい経験や価値観に多く触れることで充実した1年を過ごすことが出来たと思います。また、研修も残り1年となり改めて身が引き締まる思いであると同時に、時間の経過に少し焦りも感じています。
12月はクリスマスをはじめとした多くのイベントで街が活気づいていました。それに伴って、会社の上司やメキシカンワーカーのお宅にお邪魔する機会も多くあり、アメリカだけでなく、メキシコの文化にも多く触れています。その中でもメキシコ人のホームパーティーはとても印象に残っています。彼らはテキーラを飲みながら2、3時間ダンスを踊り続けるという非常にハードなパーティーを毎週のように開催しているようで驚きました。このことは私たち日本人からすると考えられない文化であり、ギャップを感じました。
また、アメリカに来て初めて映画館で映画を見ました。当然アメリカの映画館なので字幕もなく、内容が理解できるか不安でしたが、私が見た映画がアクション映画だったこともあり、とても楽しむことが出来ました。驚きだったのは観客が上映中に大声で笑ったり、叫んだり、突然スタンディングオベーションが始まったりと、これもまた日本では考えられない文化を体験しました。
これらのような体験を通じて、また、これらの状況を全力で楽しむことに少し恥ずかしさを感じている私自身を客観的にみて、改めて日本人は内向的な性格なのだと認識することが出来ました。それもまた日本人の良さなのですが、今を楽しんだり感情を表に出したりすることが日々の人生を少し豊かにする答えの1つであると感じました。
年も変わり、仕事内容も徐々に変化していくようです。具体的な内容はまだわかりませんが、新たな仕事でも探究心を忘れずに学びを吸収し、残り1年の研修がより良いものとなるように日々を過ごしていきたいです。