カセサート大学とのオンライン学術交流プログラムを実施しました

掲載日:2021.12.17

12月4日(土)、本学の学術交流協定機関である、タイ・カセサート大学(KU)とのオンライン学術交流プログラムを実施しました。昨年度に引き続き新型コロナウイルス感染拡大の影響で、カセサート大学獣医学部との単位互換プログラムが中止となったため、両大学の獣医学生による交流をオンラインで行いました。両大学あわせて20名の学生が参加するプログラムで、今年度第一回目はアイスブレイクと本学獣医学類藤木純平講師による特別講義を行いました。

カセサート大学とのオンライン学術交流プログラムを実施しました

オンラインも慣れたものです

アイスブレイクでは、まず本学の学生15名が3グループに分かれ、グループごとに自分たちで作ったスライドや動画を使って自己紹介や酪農学園大学の紹介をしました。次にカセサート大学の学生5名も2グループに分かれ自分たちで作ったスライドや動画でキャンパスや動物診療の様子、そして屋台の夜食などタイの大学生活を紹介してくれました。日本の漫画やアニメが好きだという学生も多く、「日本のアニメはタイでも有名なのか?」「どのように日本語を勉強するのか?」などの質問があり、お互いの国や大学について知ることができました。

カセサート大学とのオンライン学術交流プログラムを実施しました

自己紹介

カセサート大学とのオンライン学術交流プログラムを実施しました

KU学生の自己紹介

続いて藤木講師から“Phage therapy -To control antimicrobial resistance bacteria by prokaryotic viruses”というタイトルでの講義がありました。和やかな雰囲気から一転、学生たちは真剣にメモを取りながら講義を聞いていました。国は違えども同じ獣医学を学ぶ学生としての共通した姿を垣間見ることができました。

カセサート大学とのオンライン学術交流プログラムを実施しました

とても真剣に講義を聞いています

講義の最後には「タイと日本の薬剤耐性の状況比較」「薬剤耐性をどのようにコントロールするか」という課題が出されました。学生たちはこの課題を、両大学混合で構成される3グループに分かれて、オンラインによるグループごとのディスカッションに取り組みました。初めは活発な会話が少なかった様でしたが、最後は雑談で盛り上がるほど仲良くなったグループもあり自主的に連絡方法などを確認した様でした。

カセサート大学とのオンライン学術交流プログラムを実施しました

この課題に取り組みます

現在学生たちは、1月の課題発表に向けてSNSを活用したりオンラインミーティングを介して、グループワークを続けています。コロナ禍で実際の渡航が制限され両大学の単位互換プログラムが中断している中であっても、学生を中心とした活発な交流が続けられています。このプログラムを通して本学の国際交流、そしてカセサート大学との学術交流がますます活発になり、学生たちが将来アジアの獣医学のリーダーとなっていってくれることを大いに期待しています。