海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)10月 植野耕史さん
掲載日:2021.11.05
海外農業研修
循環農学類(2020卒) 植野耕史(Yasufumi Ueno)
カリフォルニアで生活し始めてから2ヶ月経ちました。アメリカの街並みはすっかりハロウィン仕様になり、様々な装飾が街を彩っています。仕事にもようやく慣れ、少し余裕が出てきました。
仕事内容はあまり変わりませんが出荷作業を一人で任されるようになり、ドライバーとの会話などで英語を使う機会も増えました。日々英語に触れ合うことでリスニング能力の向上を感じることが出来ています。しかし、仕事で触れ合うのはメキシカンの英語が多いので、いざネイティブスピーカーと会話すると聞き取れないこともしばしばあります。また、会話のキャッチボールがなかなか続かないことが今の課題です。英語は実践が大事とよく聞かされていましたが、まさにその通りだと痛感しています。日々の努力と心がけで英語力を伸ばすことができるように頑張りたいです。
休日は、仕事終わりに同僚の方にボーリングや食事に連れて行っていただいたり、とうもろこし畑を迷路にしたイベントに行ったりと充実した日々を送っています。
私たちが行ったとうもろこし畑の迷路は世界で最も大きなものとしてギネス記録に認定されていたようです。周辺の人々に非常に人気の観光スポットのようで、休日には駐車場に入りきらないほどの来場者が訪れていました。迷路の横にはハロウィン用のカボチャ畑があり、来場者の多くが自らカボチャを収穫し、購入していました。
このような農業と観光を組み合わせたアグリビジネスはこれからの農業の一つの形としてとても重要になってくると思います。特に日本のような地域によって様々な文化や農業体系が広がっている国では、それらを貴重な観光資源として捉えると、地方での消費増や人口増につながっていくのではないかと思います。他の研修生が配属されている農場ではファームウエディングを行っているそうです。これらのいわゆるグリーンツーリズムのようなものが日本でもさらに拡大していけば良いなと感じました。
また先月は、北カリフォルニアの日本商工会議所のゴルフコンペにお手伝いとして参加させていただきました。ゴルフ場はナパバレーのぶどう畑が一望できる最高のロケーションで、コンペ当日は天気にも恵まれ、日々の疲れをリフレッシュすることが出来ました。また、アメリカを拠点にバリバリ仕事をされている方と交流でき、とても刺激的で有意義な時間を過ごすことが出来たと思います。