タイ・カセサート大学オンライン学術交流プログラム実施

掲載日:2021.02.16

2月12日(金)に、タイ・カセサート大学オンライン学術交流プログラムの一環としてカセサート大学教授によるセミナーが開かれました。
このプログラムは、コロナ禍で中止になった2020年度のカセサート大学獣医学部単位互換プログラムの代替として、国際カンファレンスへの参加、学生同士のSNS交流、特別セミナーへの参加、学生によるプレゼンテーションを通して両大学の学術交流を図るというものです。今回のオンラインセミナーには学生、教員含め20名近くの参加者が会場やオンライン上に集いました。
セミナーでは”Aquatic Medicine in KU”(カセサート大学における水生医学)、”Current Public Health Concerns in Thailand”(現在のタイの公衆衛生)の2科目について、カセサート大学の専門家がライブで授業を行いました。
Aquatic Medicineは本学の魚病学に相当する科目で、実習を通して水生動物をより詳しく学ぶことができ、例年派遣学生に人気の科目となっています。カセサート大学では水生動物を実際に飼育し、ペット用の魚の販売や、獣医学だけではなく栄養学や食品加工学にも役立てているそうです。
Current Public Health Concernsでは、ASEANにとっての食糧安全保障の重要性をSDGsと連動させて考えたり、狂犬病の撲滅のための取組や目標などの講演をされました。
参加者は皆熱心にセミナーを受け、学生からは質問もありました。当初予定していた時間を大幅に過ぎ、両大学にとって充実したセミナーとなりました。

タイ・カセサート大学オンライン学術交流プログラム実施

受講生の様子。

タイ・カセサート大学オンライン学術交流プログラム実施

Aquatic Medicineの一部スライド。

タイ・カセサート大学オンライン学術交流プログラム実施

魚の手術の様子が動画で紹介されました。
術後には元気に泳ぐ魚の姿が映っていました。

タイ・カセサート大学オンライン学術交流プログラム実施

受講生の様子。

タイ・カセサート大学オンライン学術交流プログラム実施

Veterinary Public Healthの食糧安全保障とSDGsのスライド。

タイ・カセサート大学オンライン学術交流プログラム実施

Veterinary Public Healthの食品安全と動物福祉についてのスライド。