本学とJICAが青年海外協力隊に関する連携覚書を締結

掲載日:2019.08.26

本学とJICAが青年海外協力隊に関する連携覚書を締結

本学と独立行政法人国際協力機構(JICA)とが、ウガンダ国における安全な牛乳生産力の向上支援のため、学生等を青年海外協力隊として派遣する連携覚書を締結することとなり、821日本学にて署名式を行いました。

本学では2016年から2019年にかけ、ウガンダ・ムバララ県にてJICA草の根技術協力事業「ムバララ県安全な牛乳生産支援プロジェクト」を実施してきました。このプロジェクトを終了するにあたり、今後は青年海外協力隊として本学の学生等を派遣することで途切れることなく現地に根差した支援を図ると共に、大学の国際協力分野における人材育成に資することができます。

当日はJICA北海道センターの斉藤顕生所長以下、これまで草の根技術協力プロジェクトをご担当いただいた同センター市民参加協力課、また東京の青年海外協力隊事務局からもご臨席をいただきました。

まず草の根プロジェクトマネージャーの獣医学類蒔田浩平教授から本連携案件の概要説明があり、プロジェクト活動から引き続いて相手国の自立を促すことが重要な課題であること、この活動を通して農場から食卓にいたるまでの安全性の確保を図ることができることなどが話されました。

署名に引き続き斉藤所長からは「草の根プロジェクトから間髪を容れず協力隊として派遣できることで、より持続性をもったモデルケースである。今後両機関で引き続きベストな方法を探っていきたい」とお話されました。竹花学長からは「ウガンダでの酪農家支援は、本学の理念である「健土健民」の体現でもあり、本学も賛同するSDGsの理念にかなった活動でもある。また本学の卒業生がJICAを通じて協力隊としてこれまで300名近く世界中に派遣されている。ぜひ今後とも協力関係を続けていきたい」と話され、今後の両機関のますますの連携を確認し、式を終えました。