海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)6月

掲載日:2019.07.03

環境共生学類 中籔 大和

お疲れ様です、現在アメリカの養豚場で農業研修中の中籔です。月末になりましたので、農場研修の様子をご報告します。

6月に入り、去年の農業研修を始めた頃を思い出す事が多くなりました。去年の今頃はワシントン州の野菜会社で働いていたのですが、野菜会社で働いていた頃は、スペイン語が主要言語の環境で働いていた為、英語が主要の現在の農場に配属された当初は自分でもびっくりするほど英語が聞き取れませんでした。現在もあまり英語が得意とは言えませんが、なんとか生活できています。

ここ最近、担当する作業が夜勤の分娩補助から日勤の子豚の管理に変更になった為、朝から子豚のワクチンのインジェクトや、子豚の出産数管理などを担当する事となりました。今まであまりやった事の無い仕事の為苦労する事が多いですが、新しい事を経験できる面白みがあるので仕事中、時間が経つのがとても早く感じます。

具体的な作業の内容としましては、前日に産まれた子豚の頭数をカウントしたり、前の週に産まれた子豚にマイコプラズマの予防薬や、細菌感染疾患への予防薬をインジェクトしています。農場の規模が大きい為、多い日には約1800回以上インジェクトを行うため、集中力が途切れそうになることもあるので作業中には怪我やミスに気をつけるようにしています。

作業の内容は変わりましたが休日の過ごし方は余り変わらず、他の国の研修生達と遊びに行ったり、歩いていける近所の池に釣りに行ったりしています。

池ではナマズやブラッククラッピーという魚が良く釣れるので、アフリカ出身の研修生や、東南アジア出身の研修生に釣ってきてナマズ料理を作ってもらったりしています。最初は見た目の先入観からナマズを食べる気にはなりませんでしたが、食べてみると今までアメリカで食べた魚類の中でベスト3に入るくらい美味かったです。さすがに沢山食べるのは衛生的に怖い為、ビールの肴にするために少しつまむくらいにしていますがとても気に入っています。

色々あった農業実習ですが、残りの農場での労働期間が3週間を切ったので、次のカリフォルニア大学での専門学習に向けて色々と準備を進めて行きたいと思います。

海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)6月

なまず

海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)6月

なまず料理

海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)6月

ブラッククラッピー