トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム(ニュージーランド)活動報告 6月

掲載日:2019.07.02

獣医学研究科4年 石川友駿

ニュージーランドに留学できている石川です。
こちらに来て3ヶ月が過ぎました。

今回はこちらの看護師業務とニュージーランドの観光に関してお話しようと思います。

私はマッセイ大学では看護師(technician)のような役回りをしております。
看護師と言っても日本の獣医看護師とは大きく違います。

言い方はとても失礼になりますが、日本の看護師はほとんどの病院で雑用をこなすことが大半の時間を占めます。トイレの交換を行ったり、物品の整理、注文をしたり、ご飯をあげたりです。医療行為に近いもので言っても保定と血液検査用の機械を使う、薬を作るといったことです。どれも大事な仕事であり、いなくてはならない存在ですが、自分自身で考え、判断するという機会は殆ど無いように感じます。

こちらの看護師の役割は異なり、もちろん上記のようなことも行いますが、もっと診療行為に関わります。
麻酔科に関して言えば、看護師が主体になって症例を管理します。最終的な判断は統括している獣医師が行いますが、患者に麻酔をかけるための薬の投与や気管挿管、血圧対応等は看護師が行います。責任が日本の看護師はだいぶ異なると思います。その分、責任があり、やりがいのある仕事になっています。看護師の知識はとてもすごく、人によっては日本の獣医師に匹敵する程です。日本でも獣医看護師の資格が国家資格になるかもしれませんが看護師業務がやりがいのある仕事になればいいなと私は思います。
また、学生に教えることも看護師の仕事の一つとなっています。1症例に対して、看護師1人、獣医の学生1人、看護の学生1人が基本的な体制となっており、麻酔に関する基本的なことは看護師が教えます。もちろん私も教えなければならなく、英語で説明することはとても大変です。ただ獣医の学生も看護の学生もとても優しく、私の拙い英語をとても一生懸命聞いてくれます。ニュージーランドの人は本当に優しいと思います。また言葉に詰まっていると学生がサポートしてくれます。毎度学生には助けられています。

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覚醒中の患者(麻酔器の前)

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覚醒中(ケージの中)

観光に関してですが、私が住んでいるところは大学しか無い場所で、有名なオークランドやクライストチャーチからは遠い位置にあります。
近い観光できる場所といっても車で3時間ほどはかかります。

今回は近場の観光できるスポットであるCastle Pointに関して報告します。
Castle Pointは海岸沿にある灯台のことなのですが、そのすぐとなりにある崖を登るととてもきれいな景色を見ることができます。一般的なガイドブックに乗ってるような場所ではありませんが、夏は海に入る人たちで賑わっているそうです。今は冬なのであまり人はいません。
ニュージーランドのいい景色を見るためには、大体の場合山道を1時間以上歩いて進む必要があり、Bush walkと呼ばれていたりします。ここに関してはBush walkではなく、少し急な勾配の山を登ります。お気軽に見れませんが、その分の価値はある景色を見ることができます。私はアウトドアの人ではないため、はじめの頃は大変でしたが、今はこういった山道にも慣れました。

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こんな山道を登ります

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まさに壮大な景色

一度4月にも行きましたが、今月は日本人が大学に来ていましたので連れていきました。
何度見てもきれいな景色で、日本では感じられない壮大さを感じます。写真では全然伝えることができませんが。ぜひ皆さんにもニュージーランドの自然は体験していただきたいです。
ほとんど病院にいて、外に出る機会はなく休みは少ないですが、休めるときはニュージーランドの自然を感じてリフレッシュしたいと思います。

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晴れているととても綺麗

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他の人も楽しんでくれました