高校生留学サポートプログラム 報告書

掲載日:2025.09.04

とわの森三愛高等学校 通信制課程
普通科 2年 山田ひより(Hiyori Yamada)

私が今回高校生留学サポートプログラムに参加するきっかけになったのは、担任の先生の助言でした。先生が「このプログラムに興味はある?」と声をかけてくださった際、私はすぐに参加を希望し、応募を決めました。もともと英語が好きで、高校生のうちに留学するという夢を持っていたため、このプログラムはその夢を実現する大きな機会だと感じました。

今回のプログラムでは、カナダ・アルバータ州エドモントンに約2週間滞在し、語学研修を行いました。平日は午前8時半から12時半までアルバータ大学の語学学校で授業を受け、午後はアクティビティがありました。休日にはホストファミリーや友人と出かけたり、学校主催のカナディアンロッキーツアーに参加したりしました。

午前中の授業はすべて英語で行われたため、集中力を切らさないように意識しました。授業内では積極的に発言することを心掛け、その結果、先生に褒められることも多く、英語学習のモチベーションにもつながりました。授業内容は、環境問題やLGBTQ、カナダの多文化社会に関するディスカッション、グループワーク、ペアワークが中心でした。また、プレゼンテーションやロールプレイも多く、クラスの前で発表する経験は、海外の授業形式を実際に体験できる大変貴重な機会となりました。

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授業内でしたプレゼンテーションのスライド

午後のアクティビティでは、エドモントンの観光スポットを訪れました。具体的には、Fort Edmonton Parkでエドモントンの歴史を学び、Elk Island National Parkではバイソンを探し、Waste Management Centerではゴミの再利用について学びました。これらのアクティビティでも、新たな友人を作ることも出来、とてもいい思い出になりました。

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アクティビティで行ったFort Edmonton Park

アクティビティが早く終了した日や自由時間には、友人と近くのスーパーマーケットやカフェに行ったり、学校内のティムホートンを訪れ、その日の宿題を協力して行うなどしました。

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ティムホートンに友人と行き閉店間際でドーナツ全部無料だった

休日には、ホストファミリーとWest Edmonton Mallを訪れ、モール内を散策しました。

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ホストファミリーと行った世界最大級レベルの大きさのWest Edmonton Mall

また、学校主催のカナディアンロッキーツアーでは、山までバスで4時間移動し、山を登り、綺麗な川や滝を見ることが出来ました。

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カナディアンロッキーの綺麗な川

友人と川の目の前でお昼ご飯も食べることが出来ました。その他にも湖に行き、すごく楽しかったです。

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みんなでお昼ご飯食べた時の集合写真

このカナダにいた期間、予想外のトラブルも発生しました。初日は学校のWiFiに接続できない問題があり、2日目以降も授業で使用するドキュメントに書き込みできない状況が続くなど、困難もありました。しかし、そのたびに友人や先生のサポートを受け、乗り越えることができました。特に、帰国まで残り3日というところでエアカナダのストライキの可能性が生じ、便を変更し、予定していた便がキャンセルになるという大きな問題がありました。その結果、3日間の延泊が決まりましたが、ずっと行きたいと思っていたお店に行くことが出来、すごく嬉しかったです。

このプログラムを通じて多くの出会いや学びがありました。1人でカナダに行き約2週間を過ごすことは想像以上に大変で楽しかったです。異国の地で新たに人間関係を構築する難しさ、近くに両親がいないという環境で生活する大変さを知ることが出来ました。自分自身のリスニング力が上がったおかげで授業内容をより理解できるようになったと実感した時や、クラスの先生に褒められた時、友人から私の英語力について褒められた時や、現地の方と会話できた時など色々な場面で自分の英語力が上がったと実感した時は、すごく嬉しかったです。特に、毎日学校に通えるようになったということは自分にとって大きな発見でした。週5日間、毎日学校に行くことは2年振りだったので不安だったのですが、ちゃんと通うことが出来たのは、自分にとってものすごく自信になり、自分自身の成長を感じる良い機会になりました。なので通信制、全日制を問わず、留学に少しでも興味がある人には是非このプログラムに参加して欲しいと思います。