海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・ドイツ)2025年1月 竹本圭翔さん
掲載日:2025.03.10
循環農学類4年 竹本 圭翔
1月に入り、寒さが本格化してきました。とはいえ、気温が下がってもせいぜい-1、2度程度で、北海道の冬のように極端に低いわけではないため、比較的過ごしやすい日々を送っています。
現在、私が住んでいるブランデンブルク州で口蹄疫が発生し、感染が確認された牧場の牛はすべて殺処分されました。また、農場周辺には制限区域が設けられ、反芻動物の移動が禁止されるなど、防疫対策が講じられています。日本でも過去に宮崎県で口蹄疫が発生し、多くの家畜が殺処分されたことを本学の講義で何度も学習していたため、この病気の恐ろしさを理解しています。幸い、私が研修している農場は感染が確認された牧場からかなり離れているため、特別な対応は求められていませんが、できる限りの予防策を講じながら行動したいと思います。
1月半ばには、このプログラムに参加している研修生たちとスイスへスキーに行きました。
半年ぶりに会う人もいれば、国内研修以来会っていなかった人もおり、久しぶりの再会に感動しました。母国語で、各自の農場の様子や農業のことなどを語り合い、大いに盛り上がりました。そして、今回のスキーですが、見事な晴天に恵まれ、アルプスの壮大な山々を眺めながら滑走する爽快感は格別でした。北海道のスキー場と比べてスケールの大きさには圧倒されましたが、雪質に関しては北海道の方が上回っていると感じました。それでも、アルプスの景色を楽しみながらのスキーは最高の体験でした。
1月末には、ドイツ機関であるショールマーが主催するセミナーに参加しました。参加者は、私と同じプログラムに参加している日本人研修生と私の2名のみでした。セミナーでは、ベルリンで開催された「Grüne Woche」という食に関するイベントにも足を運びました。会場では、ドイツ各州の郷土料理や世界各国の料理が提供されており、見ているだけでお腹がいっぱいになるほどでした。
夜には、プログラムの一環として日本食レストランでの会食があり、久しぶりに本格的な日本食を味わうことができ、感動しました。
月末に体調を崩してしまい、多くの方に迷惑をかけてしまいました。残り1か月弱となりましたが、気合いを入れて挽回できるように頑張りたいと思います。