海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)10月 高島あゆみさん
掲載日:2023.11.30
環境共生学類(2021年度卒) 高島あゆみ(Ayumi Takashima)
日本帰国予定まで、残り1ヶ月半となりました。現在はカルフォルニアのUCデイビス大学で2ヶ月間の学生生活を送っています。授業内容はビジネス基礎やアメリカの農業についてなど、1コマ2時間半で授業を受けています。英語は理解できている前提で知識を広げる授業であるため、難易度は高いのですが学べる事が多いと感じています。授業は9時半から15時で終わるので、授業後は大学周りのダウンタウンで買い物や食事を楽しんでいます。学内にはスポーツアリーナから牛舎まで多岐にわたる施設があり、私達もジムや図書館に通うことができます。
働いていたワシントンからカルフォルニアに来て印象的だったのが、人種やマイノリティに対する関心度の違いです。多くのレストランやカフェではレインボーフラッグ(性的マイノリティの尊厳)を掲げており、多様性を認め合う姿勢が街全体から感じます。実際、レインボーフラッグはカルフォルニア発祥らしく、大学オリエンテーションでもこれらを認めない風潮というのはタブーであることを教えられました。学内ではLGBT系のイベントや政治関連のデモが行われていたり、政治や世論への関心度の違いを体感しました。これらを日本の大学で取り入れるべきとは思いませんが、日本の若者は世論へ感じる違和感や不満はインターネット上ではなく、彼らのように行動に起こして主張してもいいのではないかと個人的に思いました。
私生活においては、ホストファミリーと過ごしており、食事はすべて提供してもらえます。あまり私に干渉するタイプの方々ではないので、週末も自分の好きなように行動しています。また、デイビスの学生はバスに無償で乗車することができるので、休日は都市部へ出かけることも可能です。先週はバスを使ってサクラメント内の観光地を周りました。また、カルフォルニアで有名なナパというワイン作りが有名な地域に行った際は、30種類の中からワインをテイスティングし、ワインの知識を深めました。遊べる場所が多く、楽しく過ごせてますが、今は仕事をしているわけではないので、帰国までの残金を考えながら適度に出かけています。